あらすじ
『カササギ殺人事件』から2年。クレタ島でホテルを経営する元編集者のわたしを、英国から裕福な夫妻が訪ねてくる。彼らが所有するホテルで8年前に起きた殺人事件の真相をある本で見つけた──そう連絡してきた直後に娘が失踪したというのだ。その本とは名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズの『愚行の代償』。かつてわたしが編集したミステリだった……。巨匠クリスティへの完璧なオマージュ作品×英国のホテルで起きた殺人事件。『カササギ殺人事件』の続編にして、至高の犯人当てミステリ登場!
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Posted by ブクログ
詳細な感想は下巻で。
四年近くぶりにこのシリーズを読んだが、ホーソーンシリーズより好きかもしれない。非常に良い。
そして、ここでくるか!というね笑
Posted by ブクログ
シリーズの続きがあることに気づいたので仕事帰りウキウキで購入。この作中作の形式で続編を出せるなんて、天才としか言いようがない。
カササギ殺人事件同様に作中作が丸ごと組み込まれているけれど、導入はスーザン視点で丁寧に描かれていたので前作よりも簡単に読めた。スーザンは相変わらず沢山の悩みを抱えていて、置かれた環境で必死にもがいている姿を見ると応援したくなる。また、前作にいたジェイムズ・テイラーとの再会も嬉しかった。あけすけな性格で、スーザンが好ましく思うのも理解できる(あけすけすぎるけど笑)。
作中作はピュントシリーズ3作目「愚行の代償」で、元妻のメリッサと同姓同名の女優が殺される展開には笑ってしまった。成る程、メリッサを殺してからジェイムズを出してきたと。アランは本当にいい性格をしている。3作目では助手のジェイムズが未登場のため、秘書のミス・ケインがピュントをサポートしている。少し抜けているジェイムズと優秀なミス・ケイン。この辺りで読み味が変わりそうで良かった。下巻の捜査が楽しみ。
Posted by ブクログ
新刊マーブル館を買ったところで、その前にヨルガオだった、と読み進めているシリーズ2作目。カササギを読んだのが何年も前なので全然思い出せなくて、読み返すか迷い中。多分読まなくても大丈夫。入れ子構造だった記憶は鮮明にあるので、今回もアティカス・ピュントが活躍しかけたところで上巻おわり。続きが気になるのに読書タイムのはずの外出先に下巻を持って出るのを忘れて帰宅までお預け。さてこの先どんな展開になるのやら。アンソニー・ホロヴィッツにハズレなしなので楽しみ♪
Posted by ブクログ
どうやら続き物だった模様。でもキャラの関係などをほのめかす描写も多いので、初の人間でも十分…に読めるかなあ。その人の作品スタイルにハマるのに、今回は物凄く時間がかかった。殺人事件、失踪事件、それをお金目当てに追いかける元編集者。今のところ怪しい人たちばっかりで、誰が犯人とか全然分からない。しかも急に作中で新しい小説が始まってびっくりした。海外のって凄いなあ。