あらすじ
第一騎士団で、むさくるしい騎士たちとの生活に染まりきっていたアーシュラは、見た目も中身も女らしいところなんてひとつもない自分には、恋も結婚も、無理だと思っていた。そんな自分が、まさか優秀有能で知られるデューク・アイデンの妻になるなんて……。
身分差も能力差も承知の上で、デュークを信じて結婚を受け入れた。騎士団の任期が終われば、平和に暮らすはずだった。しかし、裏切りを重ねる夫についに耐えられなくなったアーシュラは、任期終了目前にして別れを選ぶ。
再び戦場に立つことを決意したアーシュラは、別れを決めながらも夫に「また明日会おう」と約束する。
たった一度の嘘だった。
もう二度と、会えなくなるなんて思ってもいなかったから……。
感情タグBEST3
味わい深い。
とても上質な物語です。エロシーンは少なめですがストーリーに必要な時に効果的に入ってます、特に別れを決意したヒロインをヒーローが強引に抱くシーン、ヒロインもうヒーローに濡れないんだ!とにかくヒロインがカッコいい❗依存しない、執着しない、完全に自立してる。ヒーローと繋がるのは恋情だけ、ヒーローそこんところ読み違えてヒロインにバッサリ切り捨てられます。
捨てられたヒーロー取り乱します!男ってヘタレ自業自得なのに❗
最後ハッピーエンドと見せて、少しずつ死んでいくヒロインを見ていなくてはいけないヒーロー、毎日ヒロインの死に怯えながら、残酷な終わり方です。一番大事なのはヒロインの命と思っていたのに。毒があっていい!
最初から最後まで中弛みなく一気に読ませる力のある作品でした❗再読しよう❗
匿名
やっぱりいい!
しみじみと読みました。同作者様の「叶わぬ想いは〜」もサイコーでしたが。ここまで貞操観念の低いヒーローも珍しかった。他の登場人物も最高でした。また読みたいと思える数少ない作品の一つです。
いくら頑張っても取り戻せないものがある。
同じ景色を見ているはずなのに、見えているものが違う。
惹かれたはずの“違い”に追い詰められていく。
想いを吐き出せないまま、戦場へと赴くヒロインがついた初めての嘘。
自分の存在の欠片すら残したくない。
騎士としての矜持と切ない女心に心奪われた。
ヒロインの事を想っての裏切り行為で自滅したヒーローはまさに自業自得だが、その心情に同情心も芽生える。
二人とも、不器用だな。
でも、その不器用さがとてもとても愛おしかった。
匿名
辛い嘘
とてもよかった。ヒーローの行動が今一つ理解できなかったが、理由を読んでちょっと悲しかった。まっすぐで、騎士として生死と隣り合わせのヒロインには理解してもらえないよって想いながら読みました。ハピエンですが、そこまでが辛すぎました。
匿名
嘘
これはまた読み返してしまうと思います。
アーシュラは格好いいんだろうけどがさつすぎてあまり好みのタイプではなかったんだけど、デュークが私の性癖にぶっ刺さって大変でした。
自分の愚かさのせいで愛する人を失って苦しむ美青年、最高に可哀想で涙なしには読めなくて、かなり滾りました。素晴らしい。
ウルスラは最高の癒やしです。
久しぶりに再読
やっぱりいいですね。
今日は泣きたい!って時におススメです(笑)。
ヒロインがとっても漢⁈で、カッコいい。
ストーリーとしては、あのまま突っ走って悲恋で終わるのもありかも。
号泣必至で、ストレススッキリ⁈逆か⁈
惹かれあっていく所はとても微笑ましい2人なのに、思い合う故にどんどんすれ違っていく所は切ないです。アーシュラがホントに魅力的な性格。オススメです。
すごくいい!
他の人も言っていたけど、たぶん今まで読んだ中で一番いいと感じた。
プロットも構成もことばの選び方も全て無理がなくて読みやすいのに、グイグイ引っ張られる感じ…先が知りたくて読み進みたいのに、感動を引き摺りたくて読み進めるのがもったいない作品にあったのは本当に久しぶりです。読んでよかった〜
思い出の中に
人は、その人そのものだけではなくて、周りの人の思い出の中にもカタチ作られる。というのが良くわかる構成で大変面白かったです。
恋愛(R-18込み)と人とのつながりについてと仕事の話とを、これだけ丁寧に編み上げたお話はなかなかないと思います。読み応えがあって凄くいいです。おかげで明日寝坊しそうです。
あ、「デュークは馬鹿」という王女殿下のお言葉は大変正しいです。ほんと馬鹿なんだから。
感動
ヒロインが別れを決意したところや、ヒーローのその時の心情、ヒロインが死んだと思っていた間のヒーロー様子に切なくなってしました。
ヒーローとヒロインが産んでいたこどもと会えたところや、その後ヒロインとも会えたところは感動しました。
その後、家族3人で暮らす様子が欲しかったです。
表現がとても好きです
夫婦なのに互いに片思い。
共に不器用すぎて読んでいて、二人共友達だったら「しっかり話し合いなさい!」って怒鳴りつけてやりたくなる。
ヒロインの感情表現がとても切なくて胸が痛くなります。
手の施し方がわからなくなった庭を見たときの感情が、ヒロインの気持ちとリンクしていてうまいなぁと思いました。
何度も読み返す一冊です。
悲恋で終わった方が
値引きがあったのと、この作者さんの他の作品が好きなので、買って読んでみました。中盤まで、とても夢中になって読みました。
愛する人を失う恐怖に、結局その人を裏切る行為をとってしまうヒーローに腹が立ちながらも、読み進めるうちに許してしまう気持ちになりました。
最終的にはハッピーエンドですが、個人的には、悲恋として終わらせた方が、もっと印象に残る作品になったのではないかと思い、残念でした。
TL小説ジャンルなのが…
タイトルからしてただ甘いだけの物語ではないのだろうなと思っていました。ヒーローヒロイン、お互い想いあっているが故のすれ違い、そこから起きる悲劇からのハッピーエンドでTL小説という括りであるにはもったいないかなと思う程には良作でした。
ただそれだけに別にエッチなシーンはそこまでなくても良いかな、匂わせ程度の表現だけでもよかったなと感じました。TL小説ジャンルで出してる以上そういう訳にもいかないのでしょうけれども。
普通、、
この話を読むのは二度目です。
色々言われてますが私はこれで良かったと思います。彼は政治家なのだと納得しました。
後WEBで番外地があるみたいなのでそちらも読んでみます!
不器用な2人なのかな
出だしから重い雰囲気で切ないです。
2人でもっと話せばいいのに。と、もどかしくも不器用な2人をジレジレしながら読みました。
でも、こんな雰囲気の作品は好きなので、この作者さんの他の作品も読んでみたいなぁ
いろいろあるけど、かっこいい
お互い言葉が足りなぁいッッと思ってしまいました。こんなに想いあってるのにもどかしくて。
ヒロインがとにかく潔くてかっこいい。
自分で決める、そして行動する、そんな彼女に魅かれました。
ちよっと余計な説明が長いかなと思う部分や状況が掴み難かった部分もありましたが、ストーリーがしっかりしてて、楽しめました。
彼女のかっこいい話をもっと読んでみたいし、二人の幸せな部分も読んでみたいですね。
感動しました。
久々に感動しました。
結婚した夫の裏切りが許せずに騎士団の遠征に行くことに決めたヒロイン。
夫には遠征しないと嘘をついて行くことになりますがその遠征で死んでしまう。。。と思いきや生きて子供まで産んでます!
まぁ死んだら話終わっちゃうから生きてるんだろうなとは思いましたがね。
最後にヒーローに送った手紙で涙腺が少し緩んでしまいました。
ストーリーがヒロイン目線とヒーロー目線で書かれてたりしてそれぞれの心の中の気持ちがわかって良かったです。
タイトルからして少し悲しいストーリーだろうなって想像できますが、先が気になる素敵なものでした。
番外編ではヒロインと娘の日常が記載されてましたが、せっかくなら最後ヒーローとくっついた後の3人の日常の方が読みたかったなとそこだけが残念でした。
期待が大きすぎたかな?
評価やレビューが高かったし、試し読みが面白かったので期待が大きすぎたのか残念な評価となってしまいました。試し読み以降が期待外れなことが多くて残念です。説明が多くてくどい印象なのにせっかくのキャラクター達の描写が薄いという不思議な感想を持ちました。
後味が。
高評価だと思い購入しましたが、これまでで最も後味が悪い。ヒーローの貞操観念や倫理観に吐き気がしました。最後まで考え方が変わらず、そのまま地獄へ落ちるべきだと思いました。他の方も書いていましたが、これはハッピーエンドに終わらせるべきではない内容でした。