第一騎士団で、むさくるしい騎士たちとの生活に染まりきっていたアーシュラは、見た目も中身も女らしいところなんてひとつもない自分には、恋も結婚も、無理だと思っていた。そんな自分が、まさか優秀有能で知られるデューク・アイデンの妻になるなんて……。
身分差も能力差も承知の上で、デュークを信じて結婚を受け入れた。騎士団の任期が終われば、平和に暮らすはずだった。しかし、裏切りを重ねる夫についに耐えられなくなったアーシュラは、任期終了目前にして別れを選ぶ。
再び戦場に立つことを決意したアーシュラは、別れを決めながらも夫に「また明日会おう」と約束する。
たった一度の嘘だった。
もう二度と、会えなくなるなんて思ってもいなかったから……。
悲恋で終わった方が
匿名 2020年08月02日
値引きがあったのと、この作者さんの他の作品が好きなので、買って読んでみました。中盤まで、とても夢中になって読みました。
愛する人を失う恐怖に、結局その人を裏切る行為をとってしまうヒーローに腹が立ちながらも、読み進めるうちに許してしまう気持ちになりました。
最終的にはハッピーエンドですが、...続きを読む
出だしから重い雰囲気で切ないです。
2人でもっと話せばいいのに。と、もどかしくも不器用な2人をジレジレしながら読みました。
でも、こんな雰囲気の作品は好きなので、この作者さんの他の作品も読んでみたいなぁ