【感想・ネタバレ】ずうのめ人形のレビュー

あらすじ

オカルト雑誌で働く藤間が受け取った、とある原稿。読み進めていくと、作中に登場する人形が現実にも現れるようになり……。迫りくる死を防ぐために、呪いの原稿の謎を解け。新鋭が放つ最恐ミステリ!

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ネタバレ

比嘉姉妹シリーズの二作品目で、前作を読んでなくても楽しめると思いますがやはり前作を読んでからの方がより楽しめると思います。

前作は序盤から一気に恐怖心を煽る感じでしたが、今作はじわじわ恐怖が押し寄せてくるといった感じでした。

前作、今作ともすごいなと思うのは心霊的な怖さだけではなく、人間って怖いなと心底思わされるヒトコワ要素もあるところ。
里穂の場合は病的ですが、人間誰しも自分にとって都合の悪いことを敢えて話さなかったり、忘れようとしたりとそういうのは多少なりともあるよなぁ、と。

そしてラスト、まさかのどんでん返しもありビックリです。
戸波さん、他の人も巻き添えになると知っていたらあの方法は取らなかっただろうし、何よりも生きていてほしかった。

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2026年02月15日

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ネタバレ

「ぼぎわんが、来る」に続く「比嘉姉妹シリーズ」の第2作目。

シリーズものだと2作目以降が微妙……という印象が強いけど、私は前作よりも今作のほうが好き。このようなホラー作品はテーマとなる呪いを解き明かす過程がミステリー小説の展開に似ているが、この作品はそれが特に顕著だから私の嗜好に刺さったのだろう。

2作目にして「こんなんどうにもならんやん……」というレベルの呪いだったので、主要人物が助かったのは幸運としか言いようがないのだが、でもそのレベルの呪いをたった一人の人間が作り出していたことを考えるとホント人間って恐ろしい存在だなと……

ホラー小説を読むと毎回思うことだけどやっぱり怪異なんかよりも、それを作り出して自分の都合のいいように利用している人間が1番怖いっすね。

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2025年11月24日

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ネタバレ

ずうのめ人形→そう ぶんぜ
この言葉通り消えた記憶は全部嘘。都合のいいように書き換えられた記憶。だからずうのめ人形の本体はそっちじゃなかった。今回も最後の紐解きが凄かった!途中から彼が彼女で彼女が彼で、あの人がこの人でわーーーーって駆け抜けて、、、スカッと!するかと思った!が!私は真実が歪んで他人の記憶に残ってしまった事がもどかしくてもどかしくてもやもやして読み終わり。そっかー井原くんが上手く話せないってことは、もう彼女の本性を知り得る人は1人もいないから、なんで呪いが解かれたかもわかってないんだ。ヤングケアラーさせてる母親、中学生と風呂入りたがる父親、被虐待児の歪んだ愛着。可哀想な私。その拠り所に書かれてた彼と彼女は“憂さ晴らしの的”。確かにあの原稿だけでは、母親の彼女以外消されてた真実は知り得ない。今回も言葉のトリックに見事ひっかかり、後半違和感を覚えた頃には確かに最初からハッキリとそうとは一度も書かれてなかった!って気付いたので。2周目必須です。

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2025年11月24日

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ネタバレ

アンコンシャスバイアスを否が応でも自覚させられた。
ゆかりちゃんは実在しないのでは、とか、里穂を訪ねてきた戸波は琴子なのでは、とか、的外れな推理をしつつ楽しく読み終えた。
戸波に「カッコつけたかった」と伝えるときの藤間の異様な緊張感。デスクに置かれたDVD。戸波の下の名前の既視感。
ゆかりちゃんと湯水の関係を知る前と知った後では、湯水が弥生に送ったメールも印象が違ってくる。
ラストで藤間が壮大な勘違いをしたまま終わるのがモヤモヤ〜。藤間の視点はなんとなくずっと不安というか、危うさを感じてたのは気のせいじゃなかった。
読んでて些細な違和感を感じながらもスルーしてしまったのは悔しかった。でも、だからこそネタバラシ編で思考がひっくり返されるのは読んでて本当に楽しかった。

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2026年02月06日

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ネタバレ

主観を替えてくる構成に、最後はなるほど、そうかぁと唸った。それだけ、作品に引き釣り込まれて、これはあの人主観だよねって、章変わりにこちらが確認してた読み方が、後につながるとは。。
そうだよ、言及はなかったけど、こちらの勝手な思い込みだった。それだけに、読後の余韻は大きい。
最後のある人物からの主観として、琴子の後ろ姿、野崎の深い礼、真琴の泣いてる姿のちょっとした描写は、ストーリーには関係ないけど、嬉しかったなぁ。

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2025年12月21日

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ネタバレ

まずホラー要素でいえば、作中作の『ずうのめ人形』によって創作と現実の境界が曖昧になり、藤間の一人称視点でどんどん追い詰められていく。これがわかりやすく怖しかった。加えてこのシリーズが好きな理由はミステリ要素で、里穂と藤間の二つの視点でが絡み合うことで見える世界が変わってくるという構成もミステリらしくて、その質も高かった。さらに里穂の鬱描写もそうだし、真相のヒトコワ的な展開とかラストの救われなさとか、そういうリアルな怖さも含まれた作品だった。

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2025年12月11日

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ネタバレ

後半、まさかあの人が〇〇だったなんて、、と鳥肌が立った。
ぼぎわんよりもさらに人間性にフォーカスが当てられてる気がする。
怪異の正体は結局分からないままだったのが気になるけど、まあそれが都市伝説だよね

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2025年11月03日

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ネタバレ

どうにもなんねー!!という感想。元凶の子の凶暴性があったから呼び寄せられた怪異なんでしょうけど、父親がクソすぎるし母親の彼ピもクソすぎる。もちろん本人が騙った話なのでどこまでが本当かは分かりませんが、子供に対する父親の風呂のシーン、あんな反吐の出そうなシチュされてなきゃ出てこないでしょと思うと報復されてしまったのが悲しくもありました。もちろん自分の子供の自殺の原因になった相手に復讐するのは分かるんですけどね…頑張って幸せを掴んだのに最期は復讐されて終わりは世の無常ですか。やったらやり返されるのはしゃーなしですが、怪異の大暴走で読んだら勝手に死んでいくし、止めることも出来ないのオワリすぎるでしょ。元凶の子が凶暴性を持つに至った理由も考えると、本当はもっとどうにかなったのかもしれないと思うと悲しいですね。
話はもちろん面白かったです。新しいお姉ちゃんも出てくるし、最初のプロローグがお姉ちゃん視点だったのも気づいた時はおおっ!と感心しました。ずうのめ、の仕掛けも面白かったです。個人的には2冊目のこちらの方が好きだったかもです!

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2025年09月27日

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ネタバレ

呪いの人形、というか読むと伝播する呪いの話。
現実の話と、作中で出てくる小説の話と交差して進んでいく。

第一章はそんなに怖くもなく、淡々と進んでいった印象。むしろ事が起きてからの方が読み進めるのがわくわくしたので、期待外れかも?と思って途中で読むのをやめたらもったいない。

ずっと小説の中の少女が性的虐待を受けるのではとハラハラして読み、かわいそうと感情移入して読んでいたので、話が進んでいくにつれ「ん…?雲行きが怪しいぞ…?」となった。まんまと。

それにしても結局どうしてこの人が媒介になって殺人マシンを作り上げられたのかが分からないままなんだけど、媒介になれる条件ってなんだろうね?

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2026年02月13日

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