自身のペースを乱されるのが嫌いで、人づきあいが苦手なミステリー作家である主人公・素晴(スバル)とその飼い猫となった陽(ハル)との日常を描いた作品。
給餌や頭を撫でるなどの日常のやりとりを通じて、人と猫、認識のしかたは違っていても、徐々に心の距離が縮まっていく様子にきゅんとしてしまいました。
同じストーリーが人間側の視点と猫側の視点の双方で描かれているのもとてもいい! あのときの行動にはそんな意味があったのか!と補完して読み進めることができ、納得&充実した読後感が得られました。
これからどんな出来事を通して1人と1匹の仲が深まっていくのか、続きが楽しみです。
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癒し
スバルとハルのほのぼのとした日常にはいつも癒されています。すれ違っているようですれ違っていない2人の心情を交互に見れるのでそこも面白いです。
Posted by ブクログ
素晴とハルの距離がますます近くなって微笑ましい。
ハル目線のお話を読むと、実際の猫も人間が思ってることとまったく違うこと考えてるんだろうな…きっと、と思える。
期待を裏切らない
『人間のスバル』と『猫のハル』の同居物語
人間目線と猫目線の交互の物語で読んでいて、とても面白楽しい
人間の方はまだ想像しやすく、猫の方はあの時こんな事を考えていたのかと思い、それが面白いが猫は的外れな事を考えていてるので、初めの頃はびっくり可笑しかった
それは猫なのに人間のスバルを生き別れた他の兄弟猫の様に心配したり怒ったりと、ちょっと感覚がずれている猫ですが、人間のスバルも人との関わりを避けて来た人なので、お互い様です
でも、この10巻は人間スバルが自ら人との繋がりを持ち始め成長して行くのは読み応えありました
ただ仕方ない事ですが、年1の発行なの待ち疲れしちゃいますから、星4です
内容は星5ですけれども