時は2138年。
骸骨の肉体を持つ最強の大魔法使いとしてオンラインゲームを楽しんでいた、孤独な会社員が主人公。
現実とゲームの区別はついていたはずだが、終了時間をすぎてもログアウトしない!?
ログアウトできないのかと思ったら、まさかここは異世界!?
内心あたふたしながらも、そんな素振りを見せずにいくつかの点を確認すると、やはり今までゲームとして楽しんでいた世界「ユグドラシル」に転移してしまったらしい!(思わずにやける確認方法もあります?)
主人公のモモンガ、改めアインズ・ウール・ゴウンは、かつての栄光を再び手にするために動き出す!
アインズを敬愛し崇拝している部下たちが、ばんばん忖度する姿は、現実世界でもある事象のような……。
しかしながら、そのピュアな忠誠心には心を打たれます。
MMORPGの世界を舞台とした作品が好きなあなたは、きっとどハマりするはず!
きっと読むのが止まらなくなっちゃいますよ♪
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2018年04月30日
《総括》
これは、メリーバッドエンド、というべきなのか。読者が最も望んだエンディングという意味ではハッピーエンドか。
善いとも悪いとも、正しいとも誤っているとも断じがたい展開。しかしもやもやとはせず、読後感はスッキリ。
シリアスな展開の合間に無理やり展開されるダイレクトマーケティングには脱力失...続きを読む笑。現時点では全て失敗したように見えるし、アインズ様は失敗しても損失は皆無という認識のようだけれど、ネイアという扇動者、もとい先導者によって今後、じわじわと需要を伸ばしてくるかもしれない。
《ネイア》
そして、ネイア・バラハは死んだ。
この一行で、その死を嘆いた読者、多かったんじゃないかな。そして蘇生を喜んだ読者も。挿絵担当のso-binさんにも愛されているみたいだし、もう、もう一人の主人公だよね。
でも、その後にあそこまでアインズ様の熱烈な信者になるとは思いもよらなんだ。読者視点からすれば世界征服計画の哀れな犠牲者の一人ではあるけれど、まあシズとの友情も育んだことだし、勝ち組だよね。
《アインズ》
交渉事においては責任感や重圧、ボタンの掛け違いの如きすれ違いに、常人であればストレスで内臓がぼろぼろになるほどに苦悶し続けていたけれど、ユグドラシルや仲間たちを想起させるからか、こと戦闘においては楽しそうで何よりでした。
《シズ》
アインズ様への尊敬の念という共通点からネイアと友情を育んだことで、コキュートスらとは違った意味で成長。シズのファッションセンスが悪くないということもあって、表情が読み難いキャラ同士でもあることでカップリングイラスト増えそう。初な少女二人がぎこちなくも青春を謳歌する図とか。
《レメディオス》
最も害を被った犠牲者。ここまで追い詰められると、さすがに「ざまぁ」などという気分にはなれない。
『本当の賢人は愚者の意見にも耳を傾ける。愚者にも愚者なりの思考があり、その思考は常人とは異なるため、常人では至ることのできない真実を言い当てることがままあるからだ。だが愚者ゆえに過程が間違っているか、説明が上手くできないか、普段からの態度ゆえに誰も耳を貸さない。愚者の言葉が真実だったと悟る時が、手遅れの時でないよう祈るばかりである。』
《ルプスレギナ》
生粋のサディストですが、丸山さんには結構イジラレキャラ扱いされているようです。なにせ、ピンナップにあるようなナザリック史上最も恐ろしい場面に同席させられてしまったのですから。
《ンフィーレア》
昼も夜も女房に尻に敷かれているようで。奥さん攻め攻めで子沢山な家庭になりそう。
《魔導国恭順者》
被害者の会。
もう一つの友情話。人間種と亜人との共存が可能という、もう一つの好例ができました。アインズ様への恐れという共通点からですが。氏族王のお土産はトリュフ的なものかな。
次いで八本指の現状が描かれていましたが、次巻ではついに魔導国が王国を呑み込む計画が始まるのでしょうか。
《ドッペルゲンガー》
深読みしすぎましたね。これ推理モノじゃなくてファンタジーだし。
《至高の四十一人》
ベルリバーさんに何があったのか。これで十人目だけれど、今後の他の御方紹介で関連エピソードが語れるのか。
《丸山くがね》
「勝った」
わざわざ2ページ使ってww
さて、著者の想定では『オーバーロード』は20巻前後で完結するそうです。結末の構想ができているというのは、だらだらと話が続くよりもよほど喜ばしいことですね。
二次創作には寛容のようですし、完結したら完結ロスは読者自身が二次創作で補うのも手かも。キャラクターの無料3Dモデルもあるようですし。
Posted by ブクログ 2019年07月31日
待ちに待った13巻。発売前の日に行ったら本屋に並んでて、喜び勇んで買って帰って徹夜で読んだ。
途中からアインズさんが行方不明になって、主人公が語り部だった人間に代わってしまって、ちょっと寂しかったけど、最後で盛り上がりをかっさらったので、まぁ納得。
ここのいろんな布石が後に効いてくるんだろうなぁとい...続きを読むう、続きが気になった。
こういった、ライトノベルを読むことはあまりないのですが、オーバーロードは非常におもしろい!
かなり引き込まれて、2回読み返しております。
続編も楽しみにしおります。
Posted by ブクログ 2024年03月25日
上巻に続いてテンポ良く話が進むため、ストレスなく読めます。
それでいて見せ場や盛り上がるポイントはしっかり描かれていて、安定感があります。
今更「アインズタヒす」なんて言われても信じる読者居ないでしょうし。対立側に推しが居ない限りは安心して読めます。
また、途中に挟まる幕間も必見。国が安泰になり...続きを読む親友も見つけて人生超絶エンジョイ勢になったジルクニフくんが見られます。
ジルクニフ推しなのですごく嬉しかったです。アインズ様の被害者同士で仲良ししてるの可愛い。可哀想は可愛い。
クライマックスのアインズ様、すごく覇王してて好きです。
劇場版たのしみ!
Posted by ブクログ 2023年12月23日
アニメでは放送されていない話に心躍らせながら読んでました。
想像以上に面白い物語でした。
アインズの人間味ある慈悲深さが人間の心を徐々に奪っていく様はとても面白かった。
ネイアとシズの関係性も良かった。
Posted by ブクログ 2023年07月28日
モモン様信者1号?ネイアちゃん、無事に乗り切る
いやぁ〜、なんともすごい展開でしたねぇ〜
アニメ版ではこの部分なかったので、常にドキワクで堪能しました。
なんか、あまりにも壮大な展開で、あと3回ぐらい読まないと
内容入ってこないところもいっぱいありましたが。
ひとまず、今の世の中に求められている、ダ...続きを読むイバーシティ、多様性の世界が
ここにはしっかりと息づいているんだなと関心しきりなのでした。
でも、ちょっとイモムシ種族は・・・今は受け入れられません・・・
今巻も大変面白かったです。
聖王国編無事完結ですね。ゆくゆくはデミさんの手によって魔導国のものになるんでしょうなぁ。。。
あと、量が半端じゃなく多いw(いい意味で
おもしろいくらいに会話が折り重なっていって結局はいい感じにストーリーが変化していきすごくおもしろかったです!
滅亡に瀕している聖王国に慈悲深い魔導王陛下が単身で乗り込んで民を助けるという、感動的なお話だけど実は虐げるほうも助けるほうも同じ人間という大いなる茶番で進行する13巻
大きく分けてアインズ様と従者であるバラハの視点で物語が進行するが、アインズ視点で苦し紛れにやっていることが誤解に誤解を生み恐ろ...続きを読むしいほど好意的に解釈されていく
バラハ視点で物語を見ていくとなんて魔導王陛下は慈悲深いのだろうと感動できるのが楽しい
オーバーロード全体として圧倒的な戦闘力の差に絶望する人間を眺めることとアインズと周囲の誤解による温度差を楽しむという要素があると思うのだけど、その部分がどちらもとてもよく出ていて面白かったと思う
個人的にはルーン武器の宣伝の下りだけ、どう頑張っても全く上手くいかない時のナザリック関係者全員から見える目に見えないガッカリ感がとても好き
バラハ嬢は今後も出てくるといいなと思う良キャラだったと思った
エンリに負けず劣らずの生存フラグ踏み抜き人間でした
アインズ死亡!?
アインズの遺志を受けネイアとシズの名コンビ誕生。
なにやら新しい教団のようなものも出来上がりつつあります。
ネイアの一途さ、変化に惹きつけられる話でした。
ネイアの対局に描かれていたのが聖騎士団団長殿。
正義とは強さとネイアは結論づけたようですが、考えさせられる部分もありました。
流石としか言いようがない。
丸山先生のオーバーロードに迫る作品はあっても、超えるものはない。
迫りはするけれど、その差はおおきくひらいてると思います。
新刊が出るまでの間も開いてますが、その間過去作品を復習してしまってます笑
とにかく面白い作品です。
最大のマッチポンプが織り成すストーリーの後編。
とうとう本人が望まないところでアインズを信仰する人たちが増えました。
少しラストがドタバタし過ぎかな?とは思います。
Posted by ブクログ 2021年07月28日
聖王国支配に向けてのファーストステップ。
ネイアのアインズへの心酔ぶりがかわいい。
この小説の意外性は挿絵まで投入し、キーキャラクターだと思った人物がどんどん消えていくこと。
Posted by ブクログ 2020年12月17日
主観を主人公アインズではなくネイアに置くことで、彼が客観的にどう見えるのかを描いた展開の後編
人の命を全く気にしないアインズと慎重で繊細、他者を気遣う鈴木悟の相反した感情と行動を特に読者に意識させずに描いてるのは見事
Posted by ブクログ 2018年11月18日
デミウルゴス=ヤルダバオトなのに、憤怒の魔将がヤルダバオトと呼ばれるのか疑問に思っていたけど、リ・エスティーゼ王国でヤルダバオトを目撃した人間が聖王国にはいないのだったな。そして写真の文化もなく、ヤルダバオトの姿と強さは口伝え。
『弱さは悪』だと言い切れる強さを持つネイアは凄い。
Posted by ブクログ 2018年04月30日
聖王国内に狂信者の育成に成功。上層部のすげ替えに成功。協力的な亜人の取り込みとそうでない亜人の選別に成功。まさにやりたい放題。ここまで圧倒的でいいのかしら。
Posted by ブクログ 2020年05月05日
後編。ネイアが死を通してアインズに心酔する様はある意味で聖騎士に相応しい(従者だけど)プレアデスの中では今まで描かれることの少なかったシズの活躍はよかった。また今まで描かれなかったプレアデスの末妹オールオーレが公に出てきた(姿はまだ見せていないけど)
イマイチすっきりしない終わり方ではあるものの聖王...続きを読む国も長くないなという感じ。王兄の後ろにデミウルゴスがいるのはなんとなくわかっていたのでわざわざ最後に書くこともないかなという気はした。
Posted by ブクログ 2020年07月26日
引っ張る相手は完結した世界
仲間の作り上げたもので完結した哀れな者
それ以上の宝はないと、思考を閉ざした者
(P.137)
(えー! もう理解したの!? しかも全部理解してるっぽい!)
アインズはデミウルゴスの頭の回転の速さに「なんでこんなに頭がいいのに、俺を賢いと思っているの! 虐めなの...続きを読む?」と言いたくなるのを必死に堪える。
(P.185)