【感想・ネタバレ】茉莉花官吏伝 十九 御史台行えば必ず我が師ありのレビュー

あらすじ

采青国から白楼国に戻った茉莉花。
ある日、「打倒茉莉花」を誓う同僚・蓮舟と御史台の資料庫の整理をしていると、使い方次第で危険な効能を持つ『七仙散』を見つけてしまう。
御史大夫から密命を受け、二人が薬について調べると、太学内でも流通していることが発覚。
茉莉花たちは情報を持つ学生・奏映の口を割らせるため、学試で勝負をすることに!?

2027年1月アニメ放送開始!

中華風の架空の世界が舞台。
自称「ちょっと物覚えがいい」後宮女官の茉莉花が、皇帝の珀陽にその才能を見いだされ、官吏として成長していくお話です。

この茉莉花の「ちょっと物覚えがいい」というのは、「一度見たものは忘れない」というすごい能力なのですが、そこで簡単に「天才のサクセスストーリー」へとは繋がらないのがこのお話の面白いところ。

珀陽からは理不尽とも思える難題を与えられ、若い女だからと周囲から舐められるのは普通で、うまくいかないことの方が多いかもしれません。

しかし、だからこそ、そんな逆境の中で徐々に才能を開花させ、最終的には周囲が期待した以上の功績をあげていくところは毎回、痛快ですっきりします。

また、皇帝としては完璧な珀陽が、茉莉花と二人きりの時には素の顔を見せたり、茉莉花もそんな「特別扱い」にドキドキしたりと、この二人の恋の行方も見どころです。

※同著者の『十三歳の誕生日、皇后になりました。』シリーズは本作のスピンオフ作品となります。

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