あらすじ
冬の北海道・札幌。『くま弁』に建て替えの話が持ち上がったある日、
昔伯母が埋めたタイムカプセルを探しているという女性が訪れる。
彼女が手にする伯母宛ての年賀状には、確かに『くま弁』の住所が記されていた。
しかし常連の蟻塚は幼い頃に熊野家で食べたポテトサラダの味を強烈に覚えており、
ここはずっと熊野家だったと譲らない。蟻塚は自分の記憶が正しいことを証明するため、
ユウに思い出の味を再現してほしいと言い出して……?
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Posted by ブクログ
しあわせ宅配編これで完結っぽい?
4巻を通して雪緒が変わり、自分の気持ちを上手く表現できるようになり、やりたいことを見つられてよかった。
ユウと千春を始め登場人物の温かさ、「お節介」という名の人を思いやる気持ち、その輪がどんどん広がっていく感じに心がじんわり温かくなりました。
しかし、話に出てくる料理がとっても美味しそうでお腹が空いてくる、、、
Posted by ブクログ
しあわせ宅配篇ももう終わりかぁ、としみじみ。
雪緒さんと粕井さん、雪緒さんの仕事面でのその後の方向も怒涛の勢いでしたが綺麗にまとまって、少ししんみりします。
イートインスペースができた、くま弁、行きたいなぁ〜。
千春さんとユウさんをお客として見ながら、出来立てのユウさんのお弁当をお店で食べる贅沢を味わいたい。
焼き鮭弁当もコロッケ弁当も絶対美味しいやつだ、としっかり最後の最後でお腹の方も釣られました。
Posted by ブクログ
雪緒ちゃん、ついに卒業か……
いずれ巣立つだろうなとは思っていたけれど、いざその展開になるとやっぱり寂しい。
そもそも、直前まで彼女のメンタルとオーバーワークが非常に心配だったこともあって。
粕井さんとの展開が思いもしない方向性に転がったので……ええ、そうなるのかよという。
SNSから入り、お客さんとして顔を合わせた二人だから、心の整理がややこしかったんだろうなあ。
互いの考えが両方に伝わらない、ゆえにすれ違って、より傷口が広がっていく様は見ていて本当に堪えた。
そんな展開を経てからの旅立ちだったので、心配にもなるという。
哀しい旅立ちではなかったし、二人のその後もちらっと見せてくれたので、心配した分は割と早く解消されてよかった。
おいしいお弁当が出てくるのはいつもどおり。
今回は熊野さんの掘り下げ話があったのが嬉しかった。
過去の後悔と向き合えてよかったなあ。
嬉しかったといえば、ユウさん・千春さん夫婦に待望の!
ふおおお、本当にめでたい!!
雪緒ちゃんの卒業後、一気に数年時間軸進んだので、詳しいことは分からなかったけど、すくすく育っている模様。
切ない展開も多い本作で、最後にほっこりさせてもらいました。
やっぱり、今でも推しはこの二人です。
うう、何で現実世界にくま弁ないんだろう……本当に(毎回言っている)
Posted by ブクログ
くま弁に建て替えの話が持ち上がる。そんな中、昔伯母宛の年賀状にくま弁の住所が記載されていたと言う女性が訪ねてくる。だが、常連の蟻塚は幼い頃に熊野家で食べたポテトサラダの味を覚えており、ここはずっと熊野家だったと譲らない。蟻塚は思い出の味をユウに再現して欲しいと言い出して…
くま弁の建て替えとその女性の伯母への想いが交差して、どうなるかと思いましたが、思い出のタイムカプセルが見つかってホッとしました。
そして、老朽化したくま弁を建て替え推奨していた熊野の心情の変化もあって、落ち着く所へ落ち着いて良かったです。
そして、雪緒と粕井のお互いの気持ちの温度差もヒヤヒヤしましたが、まだお互いがSNSでメッセージをやり取りしてた頃の想いを思い出して、ようやく気持ちが通じ合って良かったです。
ユウと千春にも新しい家族が増え、雪緒も新しいスタートを切ってこれからのくま弁が楽しみです。
雪緒編はこれでひと段落みたいな感じなので、また新しいバイトさん視点なのか次巻に期待です。
Posted by ブクログ
冒頭の鶴吉さん、誰かと思ったー。
で、なるほど、そういうふうにつながっていくのね。
ポテサラで記憶の正しさを証明かw
北海道では、そういう食べ方、たぶん、珍しくないはず。
私はかなり好きな食べ方だな。
意地になっちゃったり、すれ違ったりが、うまく歯車があっていい方向に進んでくれるとほっとする。
うん、よかったね。
さて、宅配編は、これで完結かな。
新章が始まるならまた読みたい。