あらすじ
からりとした気候で過ごしやすい6月の北海道。『くま弁』での配達の仕事も板についてきた雪緒は、店長夫婦のユウと千春が近々結婚記念日を迎えることを知る。実は結婚式を挙げていない2人だったが、そんな彼らと仲の良い黒川が発起人となり結婚記念パーティーが開催されることに! 普段お節介を焼かれ慣れていないユウと千春は照れつつも嬉しそうな様子。するとユウから、千春を喜ばせるサプライズを考えたいと相談されて?
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Posted by ブクログ
このシリーズ、7冊目から主人公を雪緒ちゃんへスイッチしてるのがうまいなと思う。
(千春ちゃんメインの話が続いていたら途中で飽きてそうやったので)
せやけど、雪緒ちゃんの話は微妙に覚えていないところがある…。
前職をやめたくだりは覚えてたけど、家族との軋轢とか、粕井さんとのつながりとか…(笑)。
知らなくても読めるし、読んでるうちになんとなく思い出してきたからよかったけど、今回もおもしろかった。
わりと、さらっと重いことを放り込んでくるので、こちらもいろんな意味でボリュームがそこまでないわりにページが進まんのよね。
雪緒ちゃん主観の話ばかりでなかったのも面白かったところかもしれん。
同じ章立てで主観が変わってもごちゃごちゃ感がなくてすごいな。
それにしても、千春ちゃんといい、雪緒ちゃんといい、仕事で神経も体力もすり減らしてるときにふとであって、癒しをもうたうえに生き様を見直すきっかけになったお弁当を作ってるのが男性っていう、今までやったら男女逆やんな、ちゅう設定なのが何ともいえない。
自立してる若い女の子は見ていて楽しいけど、この二人はしっかりしすぎててちょっとファンタジーみすらあるな(ええねんで)。
Posted by ブクログ
雪緒さんに人間模様のお話。
前半には千春さんとユウさんのほっこり幸せになれる話で満載。
2人の空気感やそこに熊野さんや黒川さんも入って、やっぱりクマ弁は良いなぁ。
こういう人付き合いがしたいとしみじみ。
後半は雪緒さんにフォーカスがぐんと当たって、owlさんと今後どう親交を深めていくのか気になり、目が離せない…!
何というかシリーズの中でもギュッと色々話が詰まっていた印象
Posted by ブクログ
4つのうち、
雪緒さんの家族のお話、
ユウさんと千春さんの結婚記念日パーティーの話が心に残りました。
ずっと幸せになる気持ち。
あたたかい一冊でした♡
雪緒さんの恋の今後に期待。
Posted by ブクログ
今回は盛り沢山な1冊。
自分自身が思わされる所もあり、子供に読ませたい所もあり。一気に読み出しましたが既刊されているのが後2冊。読み進めたい気持ちも半分、余韻に浸りたい気持ちも半分。
Posted by ブクログ
2021年81冊目。
大好きなおもてなしシリーズ。今回はくま弁の常連客で千春たちの結婚記念パーティーが開催される。読んでいて、なんて幸せな気持ちでいっぱいなるんだろう。やっぱりこの世界が大好きだ。
ここに来て、黒川の職業が分かるなんて…そう言えば1度も何の仕事をしているか触れていなかったかも。次回作も楽しみ!!!
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紆余曲折があったユウと千春の結婚記念パーティーが皆がいかにこの二人を好きかが解ってホッコリでした。
そして、バイトの雪緒の親が勝手に親の婚活パーティーに申し込み。これって親は心配なんでしょうけど、本人は微妙でしょうね…しかも、雪緒と親の確執が氷解しなくてハラハラしましたが、くま弁のメンバーのお陰で何とか近づけて良かったです。
雪緒の後任である粕井とも甥っ子のやらかした事でようやくいい感じになってきて、これから楽しみです。
雪緒もやりたい事が見つかって前へ進めそうですね。
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どこにいても人生でついてまわるのは親と子の関係である。
本作ではSNSトラブルも取り上げられていて「ヒェッ」となった。
それでも本作の着地点は弁当と、それを欲する人なのだ。
下手な作家だと着地点が見えなくて話を先延ばしにしたり、まるで別の方向に舵を切ったりするが、安定して食べ物と人の物語を描く。単純に見えるがそれ故にすごいことである。
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☆4
新シリーズ第3弾
どのお話も良かったのですが、特に第2話の「貴女と作る馴れ初め弁当」がとても素敵なお話でした❁⃘*.゚
ユウさんと千春さん、そして「くま弁」がたくさんの人々に愛されているのが伝わってきました!
Posted by ブクログ
貴女と作る馴れ初め弁当が良かった。
優しさがとても溢れていて
電車の中で読んでいたけどあと少しで涙が溢れてきそうなくらいほっこりしてしまった。
不思議と応援したくなる登場人物が多い。
Posted by ブクログ
北海道の弁当屋くま弁で配達のバイトをする雪緒が主人公の3冊目。
くま弁の店長ユウと千春の結婚記念パーティーや雪緒とowlの出会い、雪緒が今後のやりたいことの糸口が見つける、盛りだくさんの1冊でした。
もちろん美味しそうな料理、スイーツもたくさん登場します。
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今度はモエレ沼公園が出てきました!
今回は雪緒が自分の家族と向き合う回です
家族といっても、全部わかっているわけではない
ユウさんの作るお弁当と周りの人からの口添えで、全部理解できなくても、今の雪緒を認めてくれるシーンにジンときました
Posted by ブクログ
ユウと千春、みんなにあんなふうに祝ってもらえて本当によかったね。2人の人望のたまもの。読んでいて嬉しくなる。
お互いにお互いをものすごく大事にしているのも伝わってきて、本当に素敵。
雪緒の物語も、大きく動き出しそうな予感。
常連である粕井との関係も、両親との関係も、そして、これからの仕事のことも。owlのことは、あれはびっくりするよね。でも、無事に解決して、まさに「地固まる」になったみたい。
雪緒が旅立っていくのは寂しくもあるけど、次巻の展開が楽しみでならない。
Posted by ブクログ
登場人物の雰囲気が何かに似ていると思って考えたら、くま弁のできたてのお弁当みたいにほかほかなんだ。お弁当屋さんなのに、お客さん一人ひとりに気を配られた、お腹にも心にも優しいお弁当。
だから雪緒の両親がその中で目立ってしまう。
「分かり合う」と「分かち合う」は似ているけど違う言葉。
母は雪緒が自分達と「分かり合いたい」のだと思っていたけど、弟によると「分かち合いたい」のだった。
家族はその距離が近すぎて、無遠慮になったり、相手を思うあまり認めてあげられなかったりと、濃くて絡み合って面倒な人間関係になりがち。
「分かり合う」のは難しくても、「分かち合う」なら垣根が低くて良いのかもしれない。
個人的には雪緒は黒川さんとくっつくのでは、でも黒川さんはまだ準備ができていないなと思っていたので、やや残念ー!
Posted by ブクログ
人気シリーズ、「弁当屋さんのおもてなし」の番外編(⁈)第3弾。
「くま弁」で配達アルバイトをしている雪緒が主人公。
店主のユウと千春の結婚記念パーティーがあまりにも感動的でハンカチ握りしめて読んだ!