あらすじ
舞妓さんのおうち・屋形で味わう大切な今。
京都のど真ん中、花街にある屋形でまかないさんとして暮らす少女キヨを主人公に、華やかな花街の舞台裏、普通の日のごはんを通して、温かな人間模様が描かれるお台所物語。
花街が賑わう秋がやってきました。舞妓さん達は大忙し。
お姉さんとして着実に成長していくすみれの背中を目標に、
お店出しを果たした理子も「駒えみ」として奮闘中。
一方で、花街を去る決断をする舞妓さんも――
彼女たちが帰ってくる屋形を支えるのはおかあさん、そしてキヨ。
それぞれの想いで色づく季節に、大切な今を味わう22巻です。
京都と言えば舞妓さんですが、舞妓さんは、仕込みとして修行期間を乗り越えなければならないし、なりたい少女たちは全国から集まってくるけれどオンでもオフでも京言葉で話さなければならないし、しかも、なってからも芸を磨き続けなければならないという厳しい職業。このお話は、青森から舞妓さんになるために京都へやってきた2人の女の子、仕込みからあるきっかけでまかないさんになったキヨと舞妓になるためにひたすらがんばるすみれの奮闘記でもあり、ふんわりしたグルメ(?)マンガでもあるという稀有な作品です。でもこれが本当に美味しそうで可愛くて、読んでいてたびたびほっぺたがゆるみます。舞妓さんや花街に関する小ネタも満載で、お作法が大変そうだけど、一度くらい舞妓さんを呼んでみたくなるかも。
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