すべての動物が共に暮らす世界。それぞれの個性は尊重されますが、やはりお互いの偏見、プライドなども存在します。皆が平和に暮らすためには「本能」を抑えなくてはならなくて…。特に肉食獣が草食獣を食べることは決して犯してはいけないタブーなのです。
思春期の学園生活って色んな事がありますよね…種族が違えばそれはなおさら。
肉食獣と草食獣との恋・友情は成立するのか?平和な社会で求められるリーダーとは?裏社会では禁止されている行為も…!?
全ての動物が擬人化されているのですが、その動物特有の美しさ、愛らしさも丁寧に描かれています。主人公のハイイロオオカミの少年・レゴシが成長して色気が増してくるのがたまりません!!
マンガ大賞ほか数々の賞を受賞し、大注目の大人のファンタジーです♪
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Posted by ブクログ
食肉前科獣というものがあるとは。
正直、全部リズのせいにして、ルイの足を食べたのもリズで
それを助けたのがレゴシということにしても良いのでは
と思ってしまったが。
うじうじせず、学校をやめようという発想にいけるのが凄いと思う。
オグマさんがルイにお金をかけるのは、褒めたい時か怒っている時というのがちょっと面白い。
いつも予想外の行動をとるところが気にいっているが限度がある。それはそうだ。
痛かったか、と言うのが不意打ちできゅんとした。
分かりにくく見えてもちゃんとお父さんなのだ。
羊のセブンさんの話も好きだ。
新キャラが出てきて本筋からずれるかと思いきや
新キャラがちゃんと面白くて本筋にも影響してくるところが
本作の素晴らしいところだと思う。
しかしラムちゃん呼びは流石に悪質だろう。
食べて良いと言われて失礼だという言葉が出てくるのがレゴシらしくて良い。
引っ越し先のアパートにジャックたちだけではなくビルやアオバ、ゴーヒンさんも訪ねてきてくれるとはレゴシの人望が知れるというものだ。
ドーム先輩やピナくんも来たがっているというのも可愛い。
ヤフヤのキャラクターにも驚いたし、ゴーシャと友達だったのも意外な繋がりだった。
しかしマイマイミルクはあれで解決になるのだろうか。
意外と信頼関係もありそうなのでお金させあれば
なんとかなるのだろうか。
「寝付きが悪いのいはうとましい人生を歩んでる奴の宿命」と嘯くゴーシャ。
2人でビースターズを目指していたのに道が別れたのは寂しいが、
どちらの立場も気持ちも分かる気がする。
ルイがビースターズを断るのも分かる。
ここまでの経験をしていると、ビースターズも
相応しくない以前に世界の違うものに感じそうだ。
ルイとジュノは案外良いコンビな気がするが。
ハルがルイに会いにこないのはちょっと意外だった。
レゴシの実家の電話番号を覚えていたり、おじいちゃんと色々話せたりと
ジャックの良い子ぶりを再認識する。
異種族婚だけでなく、毒を持つ者と持たない者では
認められないという規則がある。
つまりゴーシャとレゴシは戸籍上他人というのが更に複雑だ。
差別の対象にまでなってしまうのは悲しい。
成長したレゴシが隅に座るのは可笑しいと言いつつも
爪はきちんと隠しているのも、
それを見て成長に驚くゴーシャも可愛い。
「自分たちが可哀想と思ったことなんて一度もない」
と孫に言われたら嬉しいだろう。
小さい頃好きだったポテトフライをまだ好きだと思っている大人あるあるすら微笑ましい。
「平和主義は強い者が唱えてこそ意味を持つ」
全く持って真理だ。
Posted by ブクログ
色々衝撃の事実が出ましたね~~
ハルちゃんとの結婚は法律上無理になりました、とか、ジュノちゃんとルイ先輩が…!?とか、レゴシのおじいちゃんのアレコレとか
セブンさんはわざわざそんなとこ住まなくても、もうちょい普通のとこでいいじゃん!?でもレゴシのお隣さんになってくれてありがとうの気持ち
おじいちゃんーーーーー!!!おじいちゃんがいっぱいでてきて可愛いレゴシ(子供レゴシ)も出てきて、現ビースターも出てきて(めちゃくちゃイケメンなお馬さんでドキュンとした)、しかもレゴシおじいちゃんと盟友だったなんて最高すぎませんか??
ジュノとルイ先輩の関係もキュンキュンが止まらないし、セブンさんにも色々考えさせられるし、おもしろくて堪らないし、読める時代に生まれてよかった!!作者さんありがとうございます(土下座)
Posted by ブクログ
社会の仕組みに合わせて懸命に生きてる人に対して、負の部分を利用して貶してくる人達ってホントクソって思った矢先、コモドオオトカゲのおじいちゃんがそういう輩を成敗したシーンを見ました。
スカッとしたー!!!
Posted by ブクログ
レゴシは退学、ルイ先輩は卒業し、学校の外に物語の舞台が移る第12巻。第2部の開始といったところ。
社会を統率するただ一頭の壮獣ビースター・ヤフヤと、レゴシの祖父・ゴーシャ、かつて親友同士だった草食と肉食の過去と現在は、ルイとレゴシのモデルケースとして描かれているように見えるし、また二人が超えるべき対象として置かれているようにも見える。
ただ、話が動くのは次巻以降のようで、今巻は導入部のような印象。
Posted by ブクログ
新章突入。それぞれの道を歩き出すレゴシとルイ。後半からレゴシのおじいちゃんがついに登場したが、おじいちゃんが全て持っていってしまった。続きが楽しみ。