【感想・ネタバレ】乙女の本棚3 葉桜と魔笛のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「あたしは、ほんとうに男のかたと、大胆に遊べば、よかった。あたしのからだを、しっかり抱いてもらいたかった。…お悧巧すぎた。…あたしの手が、指先が、髪が、可哀そう。死ぬなんて、いやだ。いやだ。」
病気で死ぬ間際にある妹のこの言葉が胸に刺さった。若い時分に死ぬということは、したいことが叶えられぬうちに死ぬということ。人はいつ死ぬかわからない。だからこそ、お悧巧でいすぎるよりも、自分の望みを叶える行動をとっていかないと、死の淵が見えたときに後悔してしまう。そう思う前に、やりたいことをやれるうちにしっかりしたいと思った。
太宰治は、本当に人の心の奥底にある本音をえぐり出すのがうまい。死にたくない、という妹の気持ち、それを感じとる家族の気持ちが、痛いほど伝わってきた。

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2024年02月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

めちゃくちゃおもしろかった!と太宰さんに伝えたい。
最初の二行、絵本だからできることかなと思った。
完全に女性に憑依している文体。すごい。
文と背景の配色が瑞々しい葉桜で好き。
これお姉ちゃんだったのか。三つ編みの子が主人公だと思ってたわ。口紅してるし女性だよなぁ。そうだよなぁ。
何故檸檬の描写なのだろう。

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2018年04月06日

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