あらすじ
光が照らす。歩む道がどんなに不確かでも――。 三年の時を経たウィリアムの帰還は、ルイスやアルバート、MI6の面々にとって、何物にも代え難い喜びとなった。懐かしい顔ぶれとの再会、新たな日々の始まりを祝して、シャーロックやジョンたちを招いた食事会が催される。その席上で語られる、米国へ渡ったシャーロックとウィリアムが、ニューヨークで過ごした“空白の時間”――運命という絆で結ばれた2人の物語が今、明かされる!!
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『シャーロック・ホームズ』シリーズの名ヴィラン、モリアーティ教授が装いを新たに登場!
皆さんは、ホームズシリーズについて何処までご存知でしょうか。では、モリアーティ教授は?
「悪のカリスマ」「犯罪界のナポレオン」との呼び声高いモリアーティ教授。悪役は、正義に倒される役柄ではありながらも、一定の人気を集めるもの。
この物語は、そんな「モリアーティ教授」を大胆にリメイク。犯罪紳士としての彼の姿を鮮やかに描き出します。更に、彼には「もう一つの正義」としての側面も持ち合わせており、英国社会の闇を炙り出します。
悪役に惹かれる人も、ホームズファンという方にも楽しめるこの作品、是非お手に取ってください!
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Posted by ブクログ
ホームズとウィリアムの帰還!からのアメリカ編。
登場人物総勢での食事会とか、楽しそう!
(レストレード……可哀想だけど仕方ない)
ボンド(アドラー)と、ハドソンさんの再会シーンが泣ける。
それにしても、マネーペニーってモランが好きだったのか。
いつの間に!?確かにインドで二人で任務をこなしていたことはあったけども。
調べたらマネーペニーって、007シリーズのレギュラーだった。
007ではボンドが好きみたいだけど、今作ではボンドは女性だからな……。
そして話はホームズとウィリアムのアメリカ編とビリーの過去へ……。
モリアーティ3兄弟の再会、221B組とモリアーティ側の再会どちらもぐっときた。
みんなでこんなことができる日がくるなんて思いもしなかった。
NY編も見逃せない。
現代に通じる支配の仕方が
仇敵も今や味方…
不思議な邂逅で始まった今作。
違和感を感じつつも読み進めるうちに、
現代にも行われている支配のやり方が出てきて一気にファンタジー感が抜けて現実に引き戻されました。