【感想・ネタバレ】タイムマシンのつくり方(広瀬正小説全集6)のレビュー

あらすじ

二つの隆起と三つの穴を持つ奇妙な出土物をめぐって議論を戦わせる学者たち。タイムマシンで連れてこられた古代人の意外な答えは……。著者のSF処女作であり、星新一に激賞された傑作「もの」をはじめ、「時間」を自由自在に操るタイムマシンの魅力にとりつかれた人々の悲喜劇を多彩な切り口で描いた短編とショートショート24編および付録を収め、シリーズ最終巻を飾る贅沢な作品集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイムトラベルものを中心にしたSF短編集で、直木賞候補として評価される前の作品集。

いろいろな所で書かれているが、なるほど星新一と並ぶ、もしかしたらそれ以上のSF作家かもしれない。

特にタイムパラドックスを最も意識した作品が面白くもありかつ難解だ。

「もの」も面白かったが個人的には「異聞風来山人」が好きで、平賀源内未来人説を作品にするとこんな感じなのかなぁと納得で、短編だけではもったいない気もする。

やはり1960〜1970年代に書かれたというのが驚きであり、個の作者が早くに亡くなられていたということは残念である。

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2014年08月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2008年に復刊されている広瀬正・小説全集の最終巻。「初期」の短編、ショートショートを収める。

いくつかの初期作品は、確かに福島正実が「アイデアの骸骨が、貧弱な文章の衣をまとった」と評したレベルを出ていないが、しかし、一方では SF が小説として認められず、多くの才能ある作家が、このようなショートショートにしか発表の場を見出だせなかった時代背景は、筒井康隆の解説に詳しい。

気に入った作品は、時間の流れが恐ろしく遅い世界へ迷い込んだ男を描く「化石の街」と、タイムパラドックスによるパラレルワールドの存在を衝撃的に描く「計画」。広瀬正の代表作「マイナス・ゼロ」も未読なので、早く読もっと。

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2013年07月14日

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