【感想・ネタバレ】ツィス(広瀬正小説全集2)のレビュー

あらすじ

東京近郊の海辺の町で密かにささやかれはじめた奇妙な噂。謎のツィス音=二点嬰ハ音が絶え間なく、至るところで聴こえるというのだ。はじめは耳鳴りと思われたこの不快な音はやがて強さを増し、遂に首都圏に波及して、前代未聞の大公害事件に発展していく。耳障りな音が次第に破壊していく平穏な日常。その時、人びとが選んだ道は? そして「ツィス」の正体は? 息もつかせぬパニック小説の傑作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

東京近郊で聴こえだした謎の音、ツィス。次第に音は大きくなり、首都圏での平穏な日常は脅かされていく。
パニック小説だけど、「マイナスゼロ」「エロス」と同じように日常がリアルに描かれているので、ハラハラするというよりは淡々と、でもユーモアを織り交ぜながら話は展開する。
エンディングには唸らされます。さすが。
この三部作、手元に置いておきたい。

解説が司馬遼太郎というのも嬉しい。おもしろかった!

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2015年08月06日

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