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Posted by ブクログ 2016年02月05日
「死ね、死ね」という声が聞こえるという精神病患者が、神奈川県C市の病院に入っていくところから説き起こし、視点を精神科医・秋葉に移していくあたり、非常に映画的というか、見事な導入。そして象徴的でもある。聞こえるとか聞こえないとかがテーマの小説なのだから。
秋葉のかつての患者の娘がツィス、嬰ハ音あ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月19日
理系の方にはおすすめしたい本。
ジャンルとしては「SF・パニック小説」となるんだろうけれど、非常によくできた思考実験のよう。
「日本中でツィス(C#)が聴こえる」
という条件の下に起こりえる状況を非常に細かい所まで考えている。
他の人のレビューを見てみるとオチにがっかり、という人が多い気がし...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月18日
東京近郊の海辺の町で発生した謎の騒音公害。ツィス音=二点嬰ハ音が絶え間なく、至るところで聴こえるというのだ。この不快な音は徐々に拡大してゆき、やがて……。
謎の騒音が人間や社会に及ぼす影響が事細かに描写されるパニック小説の傑作。豊富な情報と緻密なディティールを基にした精緻なシミュレーションに圧倒され...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月18日
広瀬正のツィスを読みなおしました。この本は昔読んで面白いと思った本だったので、文庫が再販されたこともあり、読み直しました。ある女性から奇妙な音が聞こえるという申告があり、それがだんだんエスカレートして首都圏に大打撃を与えてしまうという物語でした。物語としては、読みやすく面白く読みました。SFなので、...続きを読む
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