何よりも刺繍を愛する伯爵令嬢アウローラ。本来ならパートナーなしで出席するなどあり得ないこの夜会にひとりで参加したのはひとえに参加者の衣装の刺繍を観察するため、だったのに、飛んできた指輪がおでこにぶつかったと思ったら、指輪を投げた当人である公爵嫡男フェリクスの「指輪が選んだこの人を自分の妻にする!」宣言で状況もわからないままに婚約していて…という不自然にも思えるきっかけからお話が始まります。
残念イケメンとはこのことかと納得してしまうようなヒーローと伯爵令嬢とは思えないほど肝の座った明るいヒロインの、気持ちや関係の様子や変化がとても自然かつ丁寧に、しかもテンポよく描かれていて、読み終わった後に幸せな気持ちになること請け合いです。挿絵もとても素敵なこの作品の中で「これでもか!」と詳細に描写される刺繍と衣装がもっと見たい!と思われた方は、コミカライズ版も是非お手に取ってみてはいかがでしょうか。
感情タグBEST3
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フェリクスのあえて空気を読まない愛情表現、最高です!!!変に取り繕ったりせず全てストレートに伝えてくれるのって嬉しいですよね。最後のプロポーズが良すぎてそこだけ3回読み直しちゃいました。笑
凄いわ~~
ラブラブ度も、アップ⤴️⤴️アップ⤴️⤴️で、前回のポルタ領に続き、今回の舞台は、王宮。次期王太子妃の臨時の侍女として、ツテ作りに励むアウローラが、巻き込まれた事件から、もう一歩進んで、来春の結婚へと、話が、進んでわくわくが、止まらない。
Posted by ブクログ
舞台は王宮。と言う事で素敵なドレスや刺繍の描写が多めで自分の想像力の限界を感じました。ドレスの挿絵が欲しい…。
王宮で侍女として花嫁修行をしていると事件に巻き込まれてしまう。
フェリクスの溺愛ぶりがマシマシでもはや偏愛の域に達してるのでは…?
カイとフェリクスのコンビも楽しいです。
フェリクスの愛の重さがすごい
王宮での花嫁修業は、アウローラの友達探しでもあり、でも勿論それて終わるはずもなく…というお話です。
周りが嫌になるくらいのラブラブっぷりもそうですが、とにかくフェリクスのアウローラへの愛がすごい…。第1巻の序盤のクールな氷の貴公子はどこにもいません。そしてアウローラの刺繍への愛も凄いです。最後まで一気読みしてしまいました。