第二次世界大戦時、ペリリュー島は日本軍にとって大切な軍事基地だったそう。「楽園のような南の島が昔は戦場であった」そのことは史実として知っていましたが…。
主人公は漫画家志望でありながら、兵士になってしまった気の弱い青年。 武田一義先生のホッコリとした絵柄はとても親しみやすいのですが、それが戦場という悲惨な場所とのコントラストを強めている感じがしました。
日を追うごとに減っていく食糧、日本とは違う温度と湿度。なんとしても敵を攻撃しようとする上官、そして戦友たち…極限の中での人間関係の描写が胸に刺さります。
読後は「あ~、現代日本に住んでてよかった…」と思うこと間違いなし!ホント平和が一番!!
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Posted by ブクログ 2022年08月07日
簡単には言い表せない感情から沈黙を守らざるを得ないために、戦争を扱うノンフィクションには欠落する部分が出てくる。フィクションであればそこに迫れるのではないかということがあとがきに書かれていて、膝を打った。
でもこれ、12巻まで読んだからこそ納得できる話なんじゃないかと思う。もちろん言葉の意味やロジ...続きを読むックはわかるんだけど、読む前の私とは受け取り方が違うだろうなぁ。
日本が攻められている同じ時間に、アメリカもころされている。サイドストーリーがいくつも読めて嬉しかったです。
Posted by ブクログ 2022年08月04日
田丸さん、結婚&漫画家デビューおめでとう!
ペリリューの住民の人達は、なんで戦争に巻き込まれなければならないんだろう。アメリカと日本の戦争なのに…。
そして、赤ちゃんが生まれたばかりなのに戦争に行くという男は全く共感持てません。
守るために逃げることは大事だよ…
Posted by ブクログ 2022年12月15日
読み始めて、ペリリューを読んでないことに気づく。
戦争を想像する上で、漫画もいいアプローチなんだなと再認識。
ロシアがウクライナに侵攻した時に、子供たちが戦争について興味を持ち始めていたが、そういう時に知っておきたかった本のひとつ。