【感想・ネタバレ】ペリリュー ―外伝― 1のレビュー

あらすじ

『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』本編では拾いきれなかったエピソードを様々な角度から描くスピンオフ、開幕。太平洋戦争末期のペリリュー島。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。この南の島で起こった戦争とは何だったのか――。前線で戦った兵士、祖国で待つ家族、この島で暮らしていた人々、ひとりひとりの人生に何を残したのか。戦争の時代に生きた人々の日常、まだ描かれていない真実の記録。★収録・田丸と離れ、片倉と行動を共にしていた頃の吉敷の葛藤――「片倉分隊の吉敷」・ペリリュー島の戦いを米兵の目線から描く――「Dデイ(攻撃開始日)」・戦後、日本へと戻った田丸の結婚までの物語――「田丸と光子」・島で暮らしていたマリヤの元へやってきた戦争とは――「ペリリュー島のマリヤ」巻末には豪華ゲストによる解説も収録!!

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第二次世界大戦時、ペリリュー島は日本軍にとって大切な軍事基地だったそう。「楽園のような南の島が昔は戦場であった」そのことは史実として知っていましたが…。
主人公は漫画家志望でありながら、兵士になってしまった気の弱い青年。 武田一義先生のホッコリとした絵柄はとても親しみやすいのですが、それが戦場という悲惨な場所とのコントラストを強めている感じがしました。
日を追うごとに減っていく食糧、日本とは違う温度と湿度。なんとしても敵を攻撃しようとする上官、そして戦友たち…極限の中での人間関係の描写が胸に刺さります。
読後は「あ~、現代日本に住んでてよかった…」と思うこと間違いなし!ホント平和が一番!!

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無料版購入済み

ペリリュー本編からこぼれ落ちた話、とのことですが、アメリカ兵の話、ペリリュー島に元々住んでいたフィリピン人の話、戦争の後の話、と物語を多角的に描くことで、却って本編世界の厚みが増したと感じられる作品でした。どうしてこれほどに辛い経験を人はまた繰り返すのでしょうね…

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

簡単には言い表せない感情から沈黙を守らざるを得ないために、戦争を扱うノンフィクションには欠落する部分が出てくる。フィクションであればそこに迫れるのではないかということがあとがきに書かれていて、膝を打った。

でもこれ、12巻まで読んだからこそ納得できる話なんじゃないかと思う。もちろん言葉の意味やロジックはわかるんだけど、読む前の私とは受け取り方が違うだろうなぁ。

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2022年08月07日

ネタバレ 購入済み

面白かったです

日本が攻められている同じ時間に、アメリカもころされている。サイドストーリーがいくつも読めて嬉しかったです。

#感動する #ドキドキハラハラ

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2022年09月29日

Posted by ブクログ

田丸さん、結婚&漫画家デビューおめでとう!
ペリリューの住民の人達は、なんで戦争に巻き込まれなければならないんだろう。アメリカと日本の戦争なのに…。
そして、赤ちゃんが生まれたばかりなのに戦争に行くという男は全く共感持てません。
守るために逃げることは大事だよ…

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2022年08月04日

匿名

ネタバレ 無料版購入済み

戦争とは一番愚かな外交政略であるということがよくわかるな。特に下で働く兵士たちにとっては地獄以外のなにものでもない。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

読み始めて、ペリリューを読んでないことに気づく。

戦争を想像する上で、漫画もいいアプローチなんだなと再認識。

ロシアがウクライナに侵攻した時に、子供たちが戦争について興味を持ち始めていたが、そういう時に知っておきたかった本のひとつ。

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2022年12月15日

Posted by ブクログ

なるほど、確かに外伝。そして、意外に各キャラのことが印象に残っていたことに驚き。かなり勢いよく忘れるのに、わたし。という訳で、それなりに味わえたのでした。

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2022年11月15日

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