あらすじ
12年前に起こった「南関東連続少女殺人事件」の犯人・早瀬拓也。彼は生前、複数人の女性に精子提供をしていたことが分かり、早瀬の遺伝子を引き継ぐ子供が日本全国に多数いることが浮上した。そんな中、薪と青木が捜査を進める「高尾2少女連続殺人事件」の容疑者として逮捕された佐賀星乃が、早瀬を父に持つ18歳の少年だと判明して!?
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Posted by ブクログ
━━連続殺人犯の血を引いた子供は殺人を犯してしまうのか?━━
事件よりも「子供たち」、また「親たち」の心理描写が冴え渡る物語だった。
同じくseason 0〈創世記〉〈可視光線〉を読んでいれば、より「子供たち」「親たち」への考え方が深まるだろう。
要の義父と家庭裁判所の裁判長が今回私の好きな登場人物だ。
11巻は雪子(彼女も「親」になった)の成長が見られたのは嬉しかった。
雪子が、子供のように自信をなくした薪へ母親のように喝を入れるシーンは特に好きなシーンのひとつだ。
今の雪子は良い意味で鈴木と青木、そして薪から解放され、彼等の本物の理解者になれたように見える。
今までの雪子が嫌いだった秘密ファンも、彼女への見方が変わるのではないだろうか。
血の繋がったものが必ず優しいとは限らないし、血の繋がらない者の優しさに救われる事もある。
簡単に答えは出ないからこそ、私達は生きている限り考え続ける。いつまでも考え続ける。