あらすじ
淳一から舞を助けた光、そして、光を心から信じたい青木。それぞれの思いが交差する中、次々と子ども達が行方不明になるというさらなる異常事態が発生…!徐々に事件の核心へ迫る中、東京にいるはずの薪が青木の元へ現れて…?薪と青木が“怪物”に挑む「悪戯(ゲーム)」編、完結!
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怖いけど引き込まれる
青木が光くんのそばにいてくれてよかったなぁ。青木が人間的あたたかさで、へまをやらかしても支えてくれる人が居てよかったなぁ。
てか、青木のお母さんが一番精神的に辛すぎる人生。
Posted by ブクログ
薪さんと光の共通点
それを二人とも気付いている
「親が愛してくれたから」
光に青木が必要だった理由はそれだった
光は早世したが不幸なままではなかった
「普通に愛されること」
簡単なようで難しい
子育てをジャッジされるようで
苦しい気持ちになった
Posted by ブクログ
悪戯の結末まで収録
ずっと気になっていたので続きが読めて良かった…
やはり結末は辛いしもやもやするけど、青木の光は光くんをも照らして一縷の可能性もあったんだな…と思った
そして薪さんと光くんが同じ青木に惹かれる気持ちも納得した
続きの巻が2月に出るのかなと期待して待ちます!
匿名
薪さんは
気が強いけど、カッコいいですね。自分のことを猟奇殺人犯になりそうといいながらも、周囲の人の幸せを考えているのが素敵だなと思います。
光くん闇堕ちエンドにならず良かったです…!
作中で、一度残虐行為の愉しみを覚えてしまったら更生したと思ってもいつか何かが引き金になって人をいたぶりたくなる瞬間がまた訪れるというような台詞がありました。現実世界では凶悪犯罪を犯した元少年が再犯を繰り返しているというような記事も目にします。
最初は悪魔でも大好きな人の真似をしていたらきっと60年後には天使と見分けがつかなくなるという薪さんの言葉がすごく良かったです。
現実世界の少年犯たちにもこんな言葉をかけてくれる薪や穿った見方をせず愛情をかけてくれる青木のような大人が存在すればいいなと思います。
色んな要素がぎゅっと
虐めやリンチ、耳を覆いたくなるような凄惨な事件、特に少年法に一石を投じる話でした。
光のラストは予想出来たと言うか、犯した罪の数々を思えばハッピーエンドなんてあり得ないわけで。どう決着をつけるのか、少しは明るい未来を見せてくれるのかが気になってました。
複雑な生い立ちの薪さんが父を大好きだったように、光も青木を舞を大好きだったと感じられて、それは本当に良かったです。
色々重すぎて、読後しばらく呆けてました。
Posted by ブクログ
長い悪戯(ゲーム)の終わり。
本当に裁いてほしかった存在が、裁かれないことにモヤモヤが残るが、これが今の日本という国。
第2、第3の光が、身近にいるかもしれない。
Posted by ブクログ
光はなんだかんだで虐待の犠牲者で、かつ頭がいいサイコパス。頭が良くなかったら、不幸を感じないままでいられたかもしれないけど、頭が良かったからね…。
どう落とすのかと思ったけど、1年後に死か。
本当のハッピーエンドは、光がおじいちゃんになって、子供達に慕われる…というものかと思うけど、それを描けなかったのは、作者自身も、虐待を受けた子供が更生できるのか(それを望みながらも)、自信がなかったからかもしれない。と思った。
なので、大人を描く時と違い、毒というか、残酷さが足りない…というか、読者にちょっと中途半端な印象を残したと思う。
そのバランスを取る存在として、養護教員。彼女は描けなかった「もう一人の、未来の光」の姿だと思う。
「正義のため」犯罪を犯しながらも、最後は舞を助けて死んだ。
養護教員の登場はなにか余計なものに感じられるかもしれないけど(これは自分)、彼女は「光」という存在の物語を完結するのに不可欠な要素だったんだな、と思った。