あらすじ
「秘密」スピンオフ新シリーズ。青木と出会う前の大学生の薪は、鈴木との運命的な出会いをして…。薪の出生の秘密も明らかに!!
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薪さんの過去
薪さんの壮絶な過去と鈴木との出会いが描かれた本作。すでに2人のその後を知ってるからこそ、切なくもありますが、、読んで良かった。やはりこのシリーズは奥が深いです。
Posted by ブクログ
薪くんと鈴木くんの出逢い。
薪くんこんなキャラだったのかと微笑ましいシーンも多く
十数年後の鈴木くんの運命を知っているととても切なくなる。
室長になってからは慕われる(怖がられる?)立場だけれども
そんな彼を守りたいと思っていた鈴木くんの行動の
理由が示されている。
やはり2回読むと設定の深さに舌を巻く。
2025.05.19(月)
8歳か…
どうしても長男と重なり
翻弄された夫妻と
身勝手とはいえその半生には重いものを背負う澤村の気持ちを考えると
たまらない気持ちになる。
Posted by ブクログ
ありがたくも、無料で読ませていただいてます。
久しぶりに読んで思ったのは、これは「ジャック&エレナ」なんだなぁと。
作者がそのつもりで書いているということではなく(そうかもしれませんが)、作者の好きな軸というか、好みかのかなと。2人の関係の根底に流れるのは同じテーマというか…。
ジャック&エレナのシリーズも手放してしまって手元にないので細部はぼんやりしてますが、今「ぼんやり」だからこそ、これを読んだときに「ああ、ジャックとエレナだ」と感じたということかもしれません。
物語全体としては、進撃の巨人じゃないけど、
「世界は残酷」。
「大人」が持っている、「理想の世界」を揺るがす物語。正義と悪など、白黒つけられない世界。
清水玲子氏の作品は、22XXが最高傑作だと思っていて、何十年経っても未だに手放せないコミックスの一つですが、
この再開した「秘密」も、私にとって、もう一つの何度でも読み返したい物語になるかもしれないと思っています。
Posted by ブクログ
幼い薪さんの話と誕生秘話が結構ヘビーでしたね。パーフェクトマンの薪さんだけど、その父親は優秀でありながらも様々な劣等感を抱えていた。幼いながらも自分の両親を殺した人間を分かっているのがもうね...。澤村さんと薪さんの関係がクリティカルヒットしました。薪家と澤村家のゴタゴタに巻き込まれて死にかけた鈴木さん、薪さんとの交友を切れと言われたにも関わらず交友を続けそして第九を立ち上げ死んだ。両親としては薪さんは憎い存在だろうなぁ...。鈴木さんの親がなぜあそこまで薪さんを拒絶するのかが分かりましたね
Posted by ブクログ
いよいよ始動した薪の過去編。
楽しみにしてましたよ。
本当に。
前シリーズでは思い出話としてしか語られなかった親友“鈴木”。
人となりも青木に(が)似てるとしか認識なかった鈴木サン。
その出会いと薪の出生の秘密が語られる。
薪の壮絶な過去が、感情表現の苦手な、あの性格を生み出したのか…。
そして…やはり青木と同じく世話女房よろしく薪に振り回される鈴木。
ちょっと気の毒。
それでもやはり、放っておけない魅力が薪くんにはあるのだね。
このシリーズ、どこまで広がりを見せるのか今後も楽しみ♪
Posted by ブクログ
本編は12巻をもって完結しました。この作品は、鈴木が存命だった頃の若かりし頃の薪を描きつつ、薪の出生の秘密を題材にしたスピンオフ作品。本編の最終11・12巻より俄然こちらを押したい。かなり良かった。欲を言えば、薪剛の生物学上の父親が殺人者でなかったならばと思わずにはいられない。あまりにも惨い過去である。だが、惨いが故に感動するという、アンチテーゼに悩む今日この頃。
Posted by ブクログ
これもまた‘秘密’だったのね…。薪さんにはやっぱり壮絶な過去があったんだ。
鈴木との馴れ初め(笑)も、二人らしいというか、薪さん、今もあまり変わってないような気もするし^^
しかし、鈴木クンには彼女が出来るのは分かっているが、どうも腐った目線でしか二人を見られない…。
綺麗で頭が良くて出来すぎる人は孤独になる運命なのかな^^;;
Posted by ブクログ
過去パートだけあって、頭は良くても未熟で幼い薪の姿が新鮮。
痰の吸引など介護が必要なほどの全身火傷で、
意識を失っていたわけでもなく
爆発事故でもないのに顔が全て焼けただれるのは不自然だ。
鈴木は意外と世話焼きだし、胆力もあるし
物事をよく見ていて流石に頭の良い人だなと思う。
あまりに『秘密』が重く苦しい。
鈴木が自分が死ぬかもしれないというときに
澤村に怒るシーンが美しかった。
そして澤村を疑い、信じたいからこそ調べていた薪の思いが壮絶だ。
深夜料金高くついたな、と嘯く鈴木が恰好良いし、
友人ならずっと一緒にいられるという言葉が優しく、
それだけに本編での展開を思うと辛くなった。