あらすじ
冷遇されていた皇子、高垂峰は悲願の王座にのぼった。だが内実は太上皇の傀儡で、名ばかりの皇帝に甘んじる日々。競って媚びを売る後宮の美女たちにも全く興味を持てずにいた。風変わりな妃嬪・危夕麗を知るまでは。吉祥文様を愛する生き生きとした勝気な瞳に、垂峰はなぜか目を奪われてしまう。悲しき亡霊たちが彷徨う絢爛豪華な宮中で、恋を信じられない二人はやがて互いに惹かれ合い!?
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シリーズ9作目【瑞】
このシリーズにハマり8作目までは一気に読み進めていたのですが、この9作目の序盤にてもの凄ーく哀しい事実を知ってしまい読むのを中断しました。私は学律×青艶姐さん(主に8作目でご活躍)がとても好きだったんですよ…。このシリーズは主役カップル以外は結構とんでもない目にあいますが、これは1番落ち込みました。今回のヒーロー・垂峰にも良い印象が無かったので、何故学律がそんな目にあって彼が幸せに?と思うと読み進められなかったのです。ストーリー展開はシリーズの他の話と同じく面白かったです。
今回の主役のひとりである主上は、最初はなんだか冷たくあまり好きじゃないキャラクターだなぁ、とか思ってしまいましたが、だんだん人間らしくなってきて良かったなと。
妹分の狂気じみた愛情?には、ぞっとしました。