あらすじ
“偏食”皇太子と身代わり花嫁が紡ぐ、おいしい中華後宮ミステリー! 都で腕利きの料理人として働いていた鈴霞は、ひょんなことから皇太子・圭鷹の正妃に迎えられることになって――!? しかし、圭鷹は妻を愛せない。それどころか、誰のことも……。君王となるために周囲から心を閉ざし、自ら育てた奈落芋だけを口にしている“偏食”皇太子を前に鈴霞は!? 始まりは、偽りだらけの政略結婚だった……。身代わり花嫁の美味なる食譜(レシピ)が謎を解く、中華後宮恋物語。
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後宮シリーズの中で一番最初に読んだのが、この作品の次の作品だったと思いますが、後宮錦華伝でした。
そこに今回の主人公であるふたりが甘々に描かれていて、特に何の波乱もなくくっついたふたりなんだろうなー、くらいにしか思っていなかったのですが、今回こちらを読んで、そんな背景や過去があったとは!と、面白かったです。
後宮錦花伝を先に読んでから、こちらを読んだのですが、楽しく読めました。
思っていたより、ずっと、嵐快が、悪かった!圭鷹や、氷希ら、みんな、この環境で、よく、育ったな、と。
氷希の失明や、ひえんの死の真相が書かれている訳てすが、びっくりの連続。英静~。
何はともあれ、圭鷹と鈴霞が幸せになってよかった。
シリーズ2作目【饗】
2作目ののヒロインは平民の料理人。後宮入りの前に逃げたお嬢様の身代わりにされ、皇太子妃として後宮入り。料理人がメインのせいか、食事に毒が混入される事件が多発して中華の後宮っぽいなぁという感じでした。前作の後書きで皇帝・嵐快のその後を著者が心配?していましたが、結局恋の沼に落っこちた彼のとばっちりな「現在」で今回の事件の全ての元凶が嵐快な気がしますが、おかげで主役カップルがうまくまとまったので良いのかな^^❤