あらすじ
前世の日本を思わせる東の国で、ヴァイトの転生の理由がついに判明――!?
「小説家になろう」年間ランキング第2位!
1億7000万PVの大人気転生ファンタジー!
シリーズ累計35万部突破! コミック版も大好評連載中!
ロルムンドから戻ってしばらくしたある日、俺(ヴァイト)を訪ねて来た女性がひとり。
フミノと名乗るその女性は、前世で見たことのあるような日本風の巫女服を纏う“ワの国”の使者だった。
大幅加筆&書き下ろしストーリー「星空よりも遠く」「孤独の群れ」の2本を収録!
感情タグBEST3
新しい展開に期待
最近よくある転生ものの中では内容も文章力も軍を抜いていると思う。
前巻最後に出てきた女性、転生者かと思いきや・・・そうきましたか。
転生者を呼び出していたとはねえ。
なんか、話の途中で転生装置(?)が壊れヴァイトが最後の転生者として色々思うなんて場面があったので、まさかこれが最終巻!?と不安になったが、あとがきで、9巻以降にも触れているのでまだ楽しめそうだ。
ところで、キノコと意思疎通してどうするんだ!?
Posted by ブクログ
ネット小説の書籍化シリーズ8巻は、東の「ワの国」での一幕を収録している。
ここで一部完結という形になっている本シリーズであるが、それに相応しく、ヴァイトの転生の謎に迫る内容となる物語である。
この辺、ロルムンド帝国編での派手な展開に比べるとやや地味であり、以後の展開が評価が分かれる理由になっているだろうが、強大な帝国との関係が良化した以降は内部的な、ヴァイト自身やミラルディアの問題に焦点が当てられて行っている形と見るべきだろう。
また、書籍版では鵺との一戦に加筆されて物語としての起伏が増しているし、省略されてしまった魔王様との実家帰りや茸人との邂逅も書き下ろしでフォローされている。
書籍化としては申し分ない内容であり、一冊の本としても大変楽しく読ませていただいた。というわけで、星五つで評価している。