【感想・ネタバレ】人狼への転生、魔王の副官5 氷壁の帝国のレビュー

あらすじ

魔王軍、北の帝国(ロルムンド)へ進出!!


俺(ヴァイト)たちは、ミラルディア北部を手中に治めたエレオラを敗り、ついに南北を合併させた。
今後ミラルディアは『ミラルディア十七都市連邦』として再出発する。
つまり、元老院だけが消えて元の鞘というわけだ。

だが、それだけではない。
俺たちの手の中には北の帝国(ロルムンド)の正当な帝位継承権を持った皇女エレオラがいる。
……これを使わない手はないだろう?

物語の舞台は帝国ロルムンドへ!
魔王軍が狙うは、エレオラによる帝位簒奪……!?

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Posted by ブクログ

 氷壁の帝国ロルムンドでエレオラを女帝へと押し上げようと企てるヴァイトの物語、いわばロルムンド編の開幕巻である。
 南部の攻略、勇者との対峙、ロルムンドからの刺客エレオラとの対決と物語は南ミラルディアを中心に展開してきていたこのシリーズ、今巻からは完全なるアウェイでの物語が紡がれる。その裏話が後書きで紹介されている点などは、ネット版読者としても興味深いところだった。
 まだまだ物語としては序盤であるが、やはりこのロルムンド編は重厚なテーマが通底していて、その深さはシリーズの中でも特別なものだろう。その下ごしらえがこの巻で行われている次第だ。

 一つの巻としてよりも、これからロルムンドで雄飛するだろうヴァイトらへの期待が持てる序章として、星五つとしている。
 三巻、あるいは四巻にまたがるだろうロルムンド編、続巻にも期待している。

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2016年11月30日

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