【感想・ネタバレ】さいはての島へ ゲド戦記3のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「影との闘い」の次に好きな作品。

生への欲望に飲み込まれた人間・魔法使いが力を失い、世界の均衡を失っていく。死を否定することは生をも否定すること。過去を否定することは未来をも否定すること…。当たり前のことだけど、納得。

ゲドが強くてかっこいい。ゲドへの信頼と猜疑心に揺れながら成長していくアレンも素晴らしい。ゲドが力を失って、カレシンに連れられて故郷に向かうラストは悲しいなあ。

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2013年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新キャラ登場です。今回はゲドとアレンの物語。2巻からかなり時が経っていて、3巻ではゲドは大賢人になっている!びっくり。世界から魔法や言葉や光が失われていって、ゲドとアレンがそれを取り戻す話。取り戻すというか、開いた闇へのドアを閉じたという感じです。アレンが旅の始まりの初々しい若者から中盤の反抗期、後半の逞しさの移り変わりが見てとれて面白い。昔のゲド程ではないけど、やはり若者ならではの傲慢さというか、そういった要素をアレンから感じた。最後には、アレンはアースシー全てを束ねる王になることが分かる。ゲドは力を使い果たしてしまったようだが、この後ゲド戦記はどう話が進んでいくんだろう?1〜3巻までは、ゲドの生い立ち、功績、そして「闇との闘い」が描かれていたが果たして。心の闇はどんな崇高で立派な人間でも、一度は持ったことがあるが、それといかに打ち勝っていくかというのは、人類全てのテーマだと思うし、だから何年経ってもゲド戦記は古い物語にならない。と思った。

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2021年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ここまでで1番難解
よくこれを下敷きに映画を作ったなと感心してしまう

大賢人になっているゲドと若きアレンの掛け合いは禅問答のようになることもしばしば
ゲドの人となりが前2巻で分かっているから、ゲドの振舞いに理解が及ぶけど、その前提がなければアレン共々不安の坩堝

映画は前提無しのテルーありのオリジナル要素ありありで、あれは難しいわ

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2022年03月07日

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