感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年08月19日
最上階にはまだ稼働しているシステムが残ってるなんて、甘い期待だったか…。
でももう少し、残ってるレーションのカロリー分は生きることを足掻いてみたと思ってる。
階段以外にもどこかへ続く通路があったかもしれない。
ふたりの終末旅行は続いていく…。
少女終末旅行らしい終わり方でした。最後の都市を俯瞰でとらえる連続のシーンはダイナミックですごく良かったです。二人が旅した世界に行ってみたくなりました。
Posted by ブクログ 2018年04月22日
とても文学的な作品だった。
そしてとても美しい作品だった。ひたすらに。
誰もいない終わりの世界でずっと「上」にあるものを目指し続けたチトとユーリ。
そんなふたりが最後にたどり着いた「一番上」。
持っていたものはすべて使い果たして失って、たどり着いたそこには何もなかったけれど、
「生きるのは最高だっ...続きを読むたよね…」「………うん」二人がそう言いながら見上げた星空は涙が出るくらい美しかった。
私が見てきたマンガ作品の中でこんなに美しいシーン、あっただろうか。こんなに美しくて、切ないシーン。
(この巻はふたりがケッテンクラートとお別れするあたりからずっと泣きながら読んだ。)
たぶん生きるってそういうことなんだろうなって思う。この作品のふたりの旅、そのもの。
絵が繊細で綺麗で雄大な世界観を表現しているからこそ、2人の行動の何気なさが際立つ。
上を見たい、2人ずっと一緒にいたいというだけでよく食料も水ももっているなー。と感心。人がいろんな欲を持つからこそ文明を発展させて行ったのだと理解できる。2人が生きる事に執着していたら確実に違うものになってた。
Posted by ブクログ 2019年09月22日
虚無感と希望がごちゃまぜになった少女2人の旅。
最後の2人になった少女たちはどうなるのか?
でも、地球は綺麗になったし、あまり深く考えず楽しく生きていくと思う。きっとそうだろう。
Posted by ブクログ 2018年03月31日
一つの星の文明の終わり、それはこんな風に二人の少女で閉じるのかもしれないのは郷愁でも絶望でも切なさでもなく、こんなもんなんだろう、と言う気がする。
Posted by ブクログ 2018年04月22日
"「いや…目的ですらなくて…いつかすべてが終わると知っていても 何かをせずにはいられない……
そういう何かしたいって気持ちの源みたいなものが心の中心にあって
それが全部つながっているような…」
「……よくわかんない」
「そうだね」
『…そして その長い長い連なりの最後に……私たちがいるんだ...続きを読むろうか……』"[p.64]
完結。
単行本での加筆部分とそれにまつわる考察を読んで少し救われる。