あらすじ
文明が崩壊した終末世界でふたりぼっちになってしまったチトとユーリ。日々の食料と愛車のケッテンクラートの燃料を求めて廃墟を旅するふたりは、これまでいた都市の階層を離れて上層へと足を踏み入れる。夜の闇を照らす街灯、林立する奇妙な形をした石像……廃墟であることに変わりはないが、そこには初めて目にする景色が広がっていた。何もない世界だからこそ感じる想いや体験に出会える、新感覚日常漫画の第2巻!
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絶望と仲良し
コマ割りがとても読みやすく、主人公たち二人のゆったりしたペースを実感することができます。
また新しい出会いがありましたが、無駄になってしまっても自分のやるべきことを進めていく=生きている、みたいな人たちを二人がガイドしてくれているような気がしました。
Posted by ブクログ
かなざわの地図といしいの飛行機
どちらも絶望の中にも自分の生き様を描いている
チトとゆーりの二人の少女の世界観は。
哀しい絶望の中にも小さな幸せを見つけていけるのは、凄いと思う
Posted by ブクログ
少しずつ明らかになっていく世界観ですが、文明崩壊の原因は未だに分からず。気になります。昔家があったという二人ですが、そうなると、文明崩壊はつい最近起きた、と考えられるのでしょうか。でもそうすると、読み書きができないことだったり、知識関係の疑問点が結構あります。まあ、難しく考えず、彼女たちの旅を見届けたいと思います。
世界観に浸れる
画面を引いて廃墟全体を描いているシーンが多いので廃墟と化した世界を堪能出来る。また、巻末にはチトとユーリが旅してきたルートが載っているので、ざっくりとしているけれど位置関係や都市の全体像も見えてきて楽しい。
1人は寂しい
作者さんのあとがきにもあるように、人は寂しいと機械を作り出すのかもしれないと思いました。世界に1人きりだという実感があると、自分とは違う生命の存在を感じたくなる。しかし1人で生命を生み出すのは人間には困難なので擬似生命として物を作るのかもしれません。
その部分に関しては、チトとユーリは羨まれる存在ですね。
Posted by ブクログ
この多層都市の残骸になんで、あまり人がいないのかそれをつきとめてくれるかな。チトとユーリはどこから来たのかも。気がついたときにはひとりで生きていたってどんな気持ちがするだろう。そんなことを考えた。
Posted by ブクログ
あとがきにぽつりと記載されていた「嗚呼…ただ生きる為に生きられたら…」という言葉。普段ぼんやりと考えていることを視覚的に突きつけられたような感覚に襲われ、どきりとした。
Posted by ブクログ
なるほど、人がほとんどいないから静かなのか。
その静かさがうまいこと表現されてるな。
そしてやはり、
心に全く波紋を呼ばないというか、
どこにも共感するところがないというか。