あらすじ
終末世界を旅する少女たちの“日常”を描く、新感覚日常漫画の第4弾。地下殻層を横断する列車の終着点までやって来たチトとユーリは、昇降機を使って地上に出ることに成功する。まぶしい夕陽の光にちょっぴり感傷的な気分になったあと、久しぶりの地上で周囲を探索する彼女たちが見つけたのは、なんとも奇妙な生き物。新たな仲間を加えて少し賑やかになった旅路だが、その先には想像を絶する体験が待っていた……!
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Posted by ブクログ
終末はどんな色をしているんだろう。
終末と聞くと、荒廃していて色のない世界を想像してしまいます。でも、ビールは金色だし、夕日もちゃんと赤い。それでもモノクロの世界を思ってしまうのは、終末に対する願望からでしょうか。だからきっと、ちーちゃんと同じように夕日を見たら、自然と涙が出てしまいそうです。奇麗なんだろうなあ。
終末について少しずつ明らかになってきました。無知というものは恐ろしいですね。
辺りに2人以外に生きている人間はいないと言われた時の表情が悲しげでしたが、不思議と絶望は感じませんでした。世界がどうなろうとも2人なら楽しくやっていけるんだろうなあ、なんて思いました。
Posted by ブクログ
なるほど。
最初の出だしはよく分からん。あんまり気づかなかったが、この人の絵では建築構造を正確に伝えるのは難しいのでは?
2巻も三巻も一人ずつ一時的な新キャラが登場するが今回はもっと衝撃的なキャラが登場する。なるほど(そろそろ終わるのかな)
ヌコが可愛い。
ユーリが見つけた謎の生命体ヌコ。オコジョの様に胴長で、どうやら柔らかいらしい。チトは恐がっていたけど、マフラーみたいに首に巻いてみたい。
Posted by ブクログ
32p→84p、と巨大ロボが。
背景として描かれていたものがオブジェクトとして現れてくるのは漫画ならでは。
なんと巨神兵……? いやザンダクロス……?
また、潜水艦内の画面にカメラのデータが同期されて、過去の人々が映る。「少しだけ寂しくない気がする」
さらには、稼働中の機械を取り込んで静的な状態にする生物が描かれて、
「ねぇ ちーちゃん 地球終わるんだって」
「…うん まあ… どうでもいいことだろう…」
これはまぎれもなく現代の感覚、現代の想像力。(たとえば三島由紀夫ほどの過去の人には理解できないのではないだろうか。押井守は好みそうだが。)