【感想・ネタバレ】響~小説家になる方法~ 4のレビュー

天才と、天才のまわりの人たちの話。作品とは何の関係もないですが、大ファンだった芸術家の方と一緒に仕事をした際、その性格の破天荒さに、「この破天荒さだからこの芸術を生み出せるのか」と、ファンとして一定の距離を置くことの大切さを実感したことがあったな、というのを思い出す作品でした。周りに影響されない自分の世界を持ち続けていられることが、人とは圧倒的に違う芸術を生み出せる理由なのでしょうね。
というわけで、主人公は集団生活的にはかなり問題のある高校1年生の女の子・響。彼女が出版社に新人賞応募原稿を送るところから始まる、学園生活と出版業界のお話です。ぶっ飛んだ天才少女が世間とつながっていられるのは、いつも傍にいてくれる幼馴染の男の子の存在がとても大きくて、彼が響を理解してフォローを欠かさないでいてくれるから、この全体の関係性が成り立っているんだな~というところにも注目して読むと、私はなんだか世界っていろんなバランスでできていて、面白いなと思うのでした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年06月21日

【あらすじ】
ついに小説家デビューした、リカと響。リカの単行本は、デビュー作にして空前の大ヒットを記録する。一方、響の小説への反響はまだ小さい。芥川賞を狙う、と響に打ち明けるリカ。しかし響は、そのリカの小説を「つまらない」と感じてしまう。リカを親友だと思えばこそ、自分の感想はそのまま伝えたい。そんな...続きを読む中、芥川賞の候補作が発表される。それは誰もが予想できないものとなる。文学がつないだ二人の友情に、文学が亀裂を入れてゆく。

【感想】

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年04月01日

 主人公が一緒に受賞した男性作家を、受賞式の壇上で椅子で襲ってその後作品をクソミソに言うところが面白かった。登場人物がみんな我がつよい。主人公の作品が感想だけでしか描かれていないのが惜しい。もちろん無理なんだろうけど、それがどんな内容なのかとても気になる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年07月14日

響と田中はなんか相性良さそうね。
涼太郎はこのままキモい路線一直線で、どこかで強制退場させられそう。
「天才キャラはネジが飛んでて欲しい派」なので、響は結構好きです。
そして天才に振り回される凡人たちはもっと好き。
頑張れリカ。

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