【感想・ネタバレ】プリニウス 1巻のレビュー

あらすじ

どうしても、この男が描きたかった! 世界史上もっとも著名な博物学者にして、ローマ艦隊の司令長官。古代ローマ一の知識人にして、風呂好きの愛すべき変人。その男の名はプリニウス――。『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリが、最強のパートナー“とり・みき”を迎えて、ふたたび魅惑の古代ローマ世界に挑む。圧倒的な構成と迫真の画力で2000年前の世界を描く、歴史伝奇ロマンの決定版、ここに誕生!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い!博物学の大家の素顔に迫る伝記のような体裁の中に「ほらふき男爵」みたいな一幕が出現したりする。不思議。
皇帝ネロの描写も魅力的で、先行きが楽しみ。大まかな記録しか無い時代を描くので、細かなニュアンスはヤマザキ氏&とり氏の裁量にかかっている。作家の「込める」力をダイレクトに感じられて楽しい。

大の男が何かに夢中になる姿というのは、崇高で愛らしい。『テルマエロマエ』のルシウスしかり、プリニウスしかり。その知識が役立つかはさておいても、彼らの視野には人間社会の営みがしっかりと捉えられていてグッとくる。

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2016年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ヤマザキ・マリさんの作品、今回はちょっとマニア向けかも。
ローマ史に詳しい人なら楽しめると思うが。
「テルマエ・ロマエ」はギャグ的要素が多く、描く方はちょっとしんどさがあったようだが、読む方には良かったと思う。
題材は独創的で面白いが、さほど一般的とは思えないプリニウス。
人物像の注釈を早めにしっかり入れておいた方が入りやすかったかもしれない。
とり・みきさんの背景はさすが。
Ⅱの展開に期待しよう。

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2014年08月02日

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