【感想・ネタバレ】戦争と平和 (五)のレビュー

あらすじ

敵軍、モスクワ侵攻! 退去勧告のビラが撒かれる。引揚げるナターシャは重傷のアンドレイと再会し、ゆるしを乞い、死の日まで付添う。一方、ナポレオン暗殺を誓い大火の首都をさまようピエールは、放火の嫌疑でフランス軍の捕虜となり農民プラトンと出会う。その邂逅にロシア的生命の光を垣間見るのだが… 新訳(全六冊)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ピエールやアンドレイやナターシャがそれぞれに成長というか、精神的な悟りに近づいている感じがした。トルストイが老子の影響を受けているというのに納得。アンドレイは死の床で福音に目覚め、敵を愛す境地に至ってナターシャを赦し愛する。独特にキリスト教にストイックに思えるトルストイの姿が投影されているような気がした。トルストイの考えとアンドレイのそれがどれくらい同じなのか知らないけど。
一方ソーニャの純愛は報われないどころかニコライに心変わりされて伯爵夫人にもニコライと別れるよう迫られて可哀想。

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2023年06月04日

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