【感想・ネタバレ】応天の門 14巻のレビュー

きっと誰でも学校の歴史や国語の授業で一度や二度は聞いたことがあるはずの歴史上の人物、在原業平と菅原道真。
かたや「伊勢物語はこのヒトが主人公だ!」と思われるほどモテた上に六歌仙にも選ばれたほどの歌人、かたや神童だったけれど晩年は左遷されて崇りで天変地異を引き起こしたと言われる学問の神様ですが、この作品はなんと、二回り近く歳の離れたこの二人が平安時代の京でさまざまな怪事件を解決していくクライムサスペンスコミックなのです。
業平の行動力と道真の頭脳で問題に挑む姿は、サスペンスとしても十分楽しめるのですが、非常に美しい画がまた素晴らしく、史実とフィクションの絶妙な混ざり具合も先が気になる気持ちを盛り上げてくれます。歴史好きの方にもそうでない方にもオススメです。

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ネタバレ購入済み

2021年04月17日

本郷先生の解説も合わせて毎回続きを楽しみにしてます。今回道真がほとんど動きませんが、斎宮の事件、業平らしい解決でよい。

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ネタバレ購入済み

歴史が変わる新説?

2021年04月11日

「業平」や「散華」でもない業平と斎宮との関係は新鮮です。トラブルの解決もこのまんがらしくて素晴らしい。伊勢からも富士山の噴火が見えたかも、など当時の情景が想像できるほどリアルな物語だと思います。カバーが見開きで見られないのが、唯一残念です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月23日

業平に頭を下げられて「汚い大人だな」と怒る道真が可愛い。

業平も災難なのに借りを返し律儀だな。
自力での解決だが、なんだか考え方が道真っぽく感じる。

基経が何を考えているかがわからないから、牛車に乗せてもらっても
詩の話をするにしても気を遣い過ぎて大変。
お兄さんを覚えてくれていたから悪い人だと...続きを読む思いたくない気持ちになってしまうが、果たしてどうなのか。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年10月03日

色恋要員業平殿へのある種の信用が極まった感(笑)(笑い事ではない)。
丸くおさめた手腕は流石です。
「お前はうまくやれよ」「『あの業平ならばもしや』と言われるならば男冥利につきましょう」かっこいい……

基経の道真への微妙な感情の正体もみえてきたような……
本当に幼い日への懐古なら、基経様も少し悲し...続きを読むい。

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