感情タグBEST3
青春時代はリア充で、仕事はバリバリ。賑やかな家庭で幸せ~…という人には勧めません(笑)。でも、何かしら鬱屈した思いを持ちつつ、年齢というものを自覚しつつある人には、ほろ苦いリアリティが一杯の作品。冴えない平凡な中年女性の周辺が、心が、少しずつザワザワしていく。「盃気分! 肴姫」の作者だけあって、魅力...続きを読む的な酒場と食べ物を描くのが上手。
変わろうとしていたたかこさんの日常にストップがかかる。一進一退の積み重ね。
やっぱり「私も同じ経験あるよ、つらいよね」って言ってもらえると、救いになるよなあ。と思いました。
家の近くのおじいちゃん先生がやってる内科の名前を何気なく読んで、意味がわかったら電車の中で吹き出しそうになりましたw
細かいなぁ・・・w
読み流した人必見です。
Posted by ブクログ 2016年03月27日
ちょっとした一言で相手を傷つけて、自己嫌悪に陥るパターンを丁寧に表現していて胸が痛みました。
日常でこういうことがたくさんあるのだけど、あまり人の痛みを感じなくなってきてしまっている気がします。
なんかマズイな〜、と振り返らせてくれました。ありがとう。
娘さんは中高一貫の女子校に通っていたようですが、学校でも何かあったのか、そこは読者の想像に委ねられていたようにも感じます。
ただ、母親同様、摂食障害の症状が。隆子さん、本格的に治ったのは娘さんを妊娠してからだったらしいですし、最近、家の購読紙に連載されていた摂食障害患者の具体例を読んでも、やはり簡単...続きを読むではないと痛感します。
権威主義的な親世代の言葉とか、役に立つわけもないでしょうし。
同じアパートに住んでいる男の子も家族との関係で悩んでいたりで、この辺は見につまされるものもありました。
個人的に避けているあれやこれや満載の巻なので、ぞわぞわしてしまいました。
なかなかちょっとした幸せばかりは続かないですよね。
それでも、一歩一歩頑張ってるたかこさん。
いつか、ライブにいっていただきたいです。
仕事にプライベートに行き詰まった40代の女性がある事をきっかけに人生が思わぬ方向に動いていくお話の第三巻。
髪を染めて同じ歌手が好きな男の子とそれをきっかけに会話をし今までと違って人生が動いている気がするたかこ。
しかし離婚した夫の元にいる娘の一花が金髪になったあげく不登校になるとう問題が勃...続きを読む発した。
原因は父親と再婚した若い義母が妊娠中だということだった。
髪よりも問題なのは一花が食べなくなった事だった。
それが昔の自分に重なり私のせいだと自分を責めたたかこは娘に昔の自分のことを話すのだった。
そして娘が治るならもう谷在家にうつつを抜かさないと神様に誓うのだった。
一花は学校を辞め病院に通わせるがなかなか上手くいかない。
そしてたかこの元に来ていた元夫とけんかし彼の所ではなく夫方の実家に行くことを決意するのだった。
そんな状況にたかこは自分だけが家族の中に入っていけない疎外感を感じてしまう。
そのイライラが頂点にきて、いつもなら聞き流せる母親の言動にブチ切れてしまうのだった。
話しをしているのにその返答を聞かずに会話を続ける母親にイライラするのはよく分かると共感できた。
Posted by ブクログ 2014年11月16日
最近よく考えていた事となんとなくシンクロする内容。
おばさんになったらもう少しマシな人間になれると思っていた。
結婚したらマシになると。
子供を生んだらマシになると。
でも変わらないんだよね。苦手なものはずっと苦手なまま。たかこさんが元夫に言われたみたいに、「おとなこども」のまま。他人と自分を比...続きを読むべては自分の不出来加減にめそめそして、自分でもあーあという感じ。だから生きづらさを抱えるたかこさんの事は他人事とは思えない(学生時代、本当に大変だったろうな……)。自分より少しだけ先輩のたかこさんがどう生きていくのか、見守っていこう。
実母やっぱりきついなぁ・・・
たかこが怒っている内容を理解する気はなく、近所に恥ずかしいから黙ってというだけ・・・
これは一緒にいたら削られる。
Posted by ブクログ 2015年08月09日
2015/1~4巻まとめて。読み手の年代や立場で、大きく感想異なる作品。主人公がずっと未婚での独女ではなく、バツイチ子持ちってとこも共感の壁になりそう。絵柄も好みじゃないし、主人公にイラっとするとこもあるけど面白い。
これ作者は年配の女性でしょうか?
申し訳ないですが、この作品、オバさんの妄想って感じが溢れてて読むのがキツかったです。
多分、主人公のオバさんに自己投影してるんだろうな、自分に酔ってるなって思ってしまいました。