あらすじ
高校生活を『さくら荘』で過ごし、輝く日々を駆け抜けた空太たち寮生。果たして彼らが選び取る“未来の色”とは――? 学園の問題児の集まり『さくら荘』を舞台に描かれる、変態と天才と凡人が織りなす青春学園ストーリーが、ついに感動の完結です。空太たちが選ぶ未来を、ぜひ最後まで見届けてください。 いつか大人になったとき……。 さくら荘で過ごした日々を思い出して、何を思うんだろう。 みんなバカだったなあって呆れるのかな。 それとも、賑やかで楽しかった日々を懐かしく思うのかな。 その両方なら、言うことない。 なんたって、ここでの毎日は、ほんとに最高だったから。
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アニメを観てさくら荘の世界にもう少しひたっていたくなりそのまま読破。ラノベしてるのに生々しさがある感じがたまらない。恋愛のしんどい部分をちゃんと描いてくれるアニメとかラノベってなかなかないからすごくよかったなあ。最終回は映像がぶわ〜っ!と頭の中に流れてきてとても綺麗だった。鴨志田さん、ありがとうございました!
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このシリーズも、この10巻でついに最終巻だった。
いままで色んな話があったけど、
「青春って、青いなぁ」と思うところが多かった。
でも、こうやって最後まで来ると、色んな仲間と
出会って、時間を過ごしていくって、いいものだな、
と思ったりもする。
あとがきに再登場の「ありがとうよりも、ありがとう」っていう
セリフが、10巻全部を通して一番いいセリフだと思う。
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最終巻でおっとどっきり急展開が。
最後無事に着地するとはいえ、クリエイター同士がくっつくって事に対しての問題だけど、これをひとまずクリアした2人には次のハードルも越えていける自信がついたんだろうな、と。
大団円のハッピーエンドに満足です。
まだ多少続くようですが、そちらも楽しみです。
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評価:☆5
さくら荘を舞台に描かれる、天才と凡人が織りなす青春学園ストーリー、ついに完結。
※今更ですが最終巻出てすぐなのでネタバレ注意です。未読者はリターン推奨。
いや、もう感無量ですよ・・・。
文句無しで素晴らしい締め方だった!
「夢」をとるか「恋」をとるか。
この正解のない問題に対してどんな回答を出せばいいのかと自分でも考えながら読んでましたが、本当に良かった。
もしかしてそのまま「それでも好きだ」と言って突っ切っちゃうのかな、それはそれで空太らしくてアリか?と思ってたものだけど、やっぱ両立なんて無理だもんね。
「持ちきれなくても……きっと、いつかは持てるようになると思うんだ」
この言葉が現実になった姿に胸が熱くなった。
ホント最初から考えるとみんな比べられないぐらい成長したよなぁ。
空太は最初は自分の感情をとにかく周りにぶつけてばかりだったけど、ちゃんと後輩たちにも気を回してやれるようになってるし、ましろなんてホントに頭の中は絵だけのTHE・非常識女みたいな感じだったのに、成長したよね。「これで、空太の夢を応援できる」って台詞から空太への愛を感じてグッときた。
生きていると悩むことってたくさんあると思うんですよ。それこそ空太達のように。
その姿にはめちゃくちゃ共感できるし、それだけじゃなくてこの作品読んでると、空太達みたいに「それでも前に進もう」というパワーが湧いてくる。
このほろ苦さと活力こそ正に青春。本当に良い物語を読ませてもらいました。
そして七海が最後まで良い女過ぎてウルっときてしまった・・・。普通振られた相手にあれだけのこと出来ないよ。自分の中でも屈指の報われて欲しいキャラだ。
成長して色々な表情を見せるようになったましろや七海には文字だけでもドキっとさせられたし、ましろの寂しげな微笑には胸が締め付けられた。
内面の描写が丁寧かつリアルだからすげー感情移入出来るんだよね。
いやー良かった本当に!と書きだすと止まらないのでこの辺で終わりますが言いたいことはただ一つ!
鴨志田一先生、溝口ケージ様、そしてこの作品の制作に携わったその他の人々に最大級の感謝を!
本当にありがとうございました!
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本編完結巻。とてつもない才能を持ち、夢に向かって努力する女の子。その女の子に感化され、自分の夢を見つけ実現に向けて努力する男の子。そんな二人の成長をコミカルな会話劇と個性豊かな登場人物に囲まれながら物語を読んでいくのがとても楽しかった。一時二人は別れを選び、どうなるのかと思ったがまたともに歩くことを選んで一安心。本当に最後のまとめの短編集があるが、それも一気に読み進めていきたいと思う。
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後半戦。
6巻から10巻まで。
6巻でさくら荘が『なくなること』について。
仁と美咲は卒業直前。
七海は声優の事務所には入れるかどうか。
空太はゲームが品物になるかどうか。
七海、空太はどちらもout。
七海の描写がリアルすぎて泣けてくる。
同時進行でさくら荘の取り壊し回避のため、署名活動。
ましろが漫画を描く事で世界的な画家を潰さないようにとの理事会で決まった事。
ましろは自らがいなくなる事でさくら荘を守ろうとする。
卒業式当日。
ましろは駅で佇み動けない。電車に乗れない。
そこに空太と七海、龍之介が駆けつけ行くなと諭す。
そのまま学校に行き、万事休すの卒業式で美咲が爆弾を投下。
全生徒を味方につけ、さくら荘の無事を勝ち取る。
勝手に電撃入籍した美咲はさくら荘の隣に新居。
仁は大阪に旅立った。
7巻で空太たちは3年に進級。
さくら荘にはうはうこと、姫宮の弟『伊織』が入学早々越してくる。
なんと優子も合格していて、一般寮に。
空太は廊下で一年女子長谷栞奈とぶつかりそうになりパンツを拾う。
栞奈はストレスでパンツをはかないという事実が。
そのことがバレてさくら荘へ。
伊織はピアノのコンクール最中姉を気にする周りに嫌気がさして途中で演奏を止め舞台から降りてしまう。
空太が諭してその場を収める。
空太は七海とましろに告られて。
8巻、ついに七海とましろから告られる空太。
答えは修学旅行が終わるまでに返事をする事に。
その修学旅行に美咲、伊織、栞奈がついてきて。
しかもその旅行先には龍之介の同中二人が意味深発言。
その後、空太は悩み答えを出す。
修学旅行最終日。七海に謝りましろを選ぶ。
何気に千尋が良い役持っていってます。
七海は一般寮に戻って行く。
9巻。
ましろと呼び捨てに出来るまでに進歩した空太。
伊織&栞奈が空太達のデートを尾行。
その時に伊織が足を滑らした栞奈を受け止め右腕骨折。
空太と赤坂はゲーム作りに没頭。
リタが加わりさくら荘は賑やかになる。
空太と赤坂、伊織とリタの4人体制でゲーム作りは進む。
夏休み初日。美咲の車で海へ。
その日とんぼ返りでましろの追試を受ける。
ましろと空太の二人きりの時間。ましろは不服。
伊織の気持ちの揺らぎ、赤坂の正論。
空太は悩む。
オープンキャンパスで赤坂の同中と再会。
中学時代に一緒にゲームを作っていた連中。
リタが一括して赤坂と同中二人は和解。
ましろの不機嫌の原因も理解した空太。
リタと伊織もゲームを一緒に作る事に。
そして最終巻に向かって話は進む。
10巻。本編最終巻。
幸せの中悩み事は尽きない空太。
ゲーム作りにましろの両手に花状態。
栞奈の夜の出歩きが気になり後をつけた時に。
栞奈の恋心は空太へ。空太がいけないのではないのだが。
伊織は栞奈に告るも玉砕を続けて。
龍之介(赤坂)の女嫌いが姉によるものだと判明。
空太はましろとはすれ違い続け。
Xmasデートを目標にお互いの夢に向かって走り出した二人。
けれどもデートも流れて。
漫画家としてましろは身に危険を感じるようになり
さくら荘を一旦出る事になる。
ましろは悩み抜いて。空太も悩み抜いて。
そんな中、ゲームの審査を受けるための全てを組み上げた空太。
学校へ行き七海と会う。
ましろに『空太、いらないなら私がもらう』と。
ましろはタクシーを飛ばしてやってきた。
今まで通りの二人で校内を回る。
審査会を無事通過、商品化される運びに。
結果として二人は別れる事を選択。
ましろは空太の猫3匹を引き取るという。
春からはリタと二人で暮らす。
空太は赤坂と二人でゲームを作る。
残るのは栞奈と伊織、新たに越してくる優子。
最終話は大学の卒業式に。
ゲーム会社を立ち上げた空太。
漫画家として成功しているましろ。
仁、美咲、空太、龍之介、伊織、栞奈、リタ、七海、千尋、ましろ。
全員参加で取り壊しの決まったさくら荘へ集合。
再度告る空太。答えるましろ。
優子も加え、さくら荘での最後の写真は桜の下で。
大団円。
アニメ化された時はさくら荘取り壊しの話まで。
続きが知りたくて一気読みしました。
空太のグダグダ感、ましろの扇情発言に爆笑し。
青春している彼等を応援したくて仕方ない。
うん。
素敵なお話でした。
Posted by ブクログ
変人たちの集まるさくら荘で巻き起こる青春ラブコメの最終巻
空太、ましろ、その他の住人達の未来はどういった結末になるのか。
363Pの七海の挿絵に一番ビックリだったよ
幸せになってくれよ!
いや、俺が幸せにする(笑)
冗談はさておき、ストーリーはよかったんだけど、ちょっと駆け足で詰め込み過ぎだったかな。
空太とましろが選んだ未来は驚かされたけど、こういう結末というのは変にハッピーエンドに向かわないというのは結構好きだったな。
こういったものを読んでいると自分ももっと青春したかったなと思います。
あんまり充実してなかったもんな(笑)
最後におまけの1冊が発売されているようですのでどういった内容なのか最後まで楽しみたいです!
Posted by ブクログ
とても残念だよ……学生のときにこの作品に出会えなかったことが。そして空太のような青春を味わいたかった(遠い目)
最終巻の個人的見所としてはP415のましろでしょ。あの場面はちょっと意外だっただけに何度見てもグッと来るものがあります。
つらいとき、壁にぶち当たったとき、さくら荘を読み返せばまだまだお世話になることも多そうですがひとまず本編はこれで見納めかー。
短編集では伊織と栞奈、赤坂とリタのその後の話を是非とも!
Posted by ブクログ
最終巻にして400ページ。
個人的には詰め込みすぎな感があったが、複数の問題が同時に起こるのがリアルであった。
空太が他の登場人物たちに助けられながらもましろとの関係に結論を出していくところは良かったと思う。
気になったのはかんなや龍之介の描写が足りなかったこと。
教育実習できたゆり子が大した活躍もせず、去っていったのは物足りなさが残った。
Posted by ブクログ
ペットから恋人になるまでを、ここまで冗長に書けるなんて。一部それっぽいのもありましたが、ひねりとかサプライズなしなのは、好感できます。本編10冊も猫の数に合わせたものと思いますが、空太日記じゃなくて、猫なんかも心情描写にもっと使って欲しかったところです。
Posted by ブクログ
読み終わった今もこの気持ちをうまく言い表せられないのですが、主人公たちが本当に青春時代を駆け抜けた話だったなと思います。
彼らはまだ子供で、だからこそひとつひとつの選択に答えを求めてしまう気持ちはすごくよくわかりますし、だからこそ作中でも“普通に変”というイメージのある空太の行動の一つ一つに僕らは共感を覚え、時にはともに喜び、時には彼の行動にもどかしさ、憤りを感じてしまうのでしょう。
それはましろにとっても言えることで、さまざまな環境の中で知り得たさまざまな感情を消化しきれず、終盤では大きな感情の起伏を見せます。それは彼女が無垢な女の子だったからこそより鮮明に映るだけであって、ましろが感じた気持ちは僕らの中にも当然のようにあることです。
そうした日々を丁寧に、そして妥協せずに描いてくれたことが素直に嬉しく、今巻でもましろとの関係の変化を軸に、空太の周りで起こるさまざまな出来事をしっかりと見せてくれたことで、最後の瞬間がただの予定調和なハッピーエンドではなく、ストンと胸に落ちて来ました。
ライトノベルらしい、キャラクターを楽しむ要素がふんだんにありつつも、その軸は夢を追う少年少女の青春物語としてしっかり読める作品だったと思います。
Posted by ブクログ
大団円!
個人的には大学時代の4年の空白は
不要だったようにも思いますが、ストーリー上は
どうしてもいったん距離をおく必要があったので
しかたないですね…
ちょっと語り口に唐突さが感じられたので★4つ。
とにもかくにもお疲れ様でした!
短編集が出るなら必ず買います読みます!
新シリーズも期待しています!