【感想・ネタバレ】仏教の思想 2 存在の分析<アビダルマ>のレビュー

あらすじ

ブッダ出現以来、千年の間にインドで展開された仏教思想。読解の鍵となる思想体系「アビダルマ」とは? ヴァスバンドゥ(世親)の『アビダルマ・コーシャ』を取り上げ、仏教思想の哲学的側面を捉えなおす。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本書『仏教の思想2 存在の分析〈アビダルマ〉』は「仏教の思想シリーズ」の第二巻になります。このシリーズは仏教思想入門として長らく愛され続けてきたベストセラーで、私が教えを受けている仏教学の先生もこのシリーズを推薦しています。

本書ではアビダルマという、一般読者だけでなく私たち僧侶にとっても巨大な壁となっている存在がテーマとなっています。「アビダルマ=難解、煩瑣」なイメージがすでに出来上がってしまっていますが、このアビダルマという仏教思想が大乗仏教を学ぶ上でもどれだけ大きな意義があるかを本書では知ることになります。

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2024年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

5世紀頃に輩出した世親の仏教思想を軸にその哲学的側面を根源から捉え直す。
      -20101202

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2022年10月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1巻目がとても面白くあっという間に読み終えてしまったのに対し、
このアビダルマ編は非常に手強かった。
読んでわからない内容では無いのだが、どうも今ひとつ腑に落ちて
こない感じ。煩雑で極端に細かい理論に走り、その批判から大乗仏教が
生まれたと言われるのも何となくわかる感じだ。

ただ、この理論の部分が今の日本仏教から欠け落ちているのも事実で
あろう。今この時代にアビダルマに視線を向ける意味は少なからず
あるはずだな。

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2013年01月05日

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