あらすじ
魔都上海で閻王と恐れられたひとりの拳法家がいた。彼は義と友を重んじる上海裏社会の組織“青幇”のため、敵対する“紅華会”の幹部を皆殺し、姿を消した。それから数年。清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀は閻王を見つけ出し、禁衛隊に加えるため日本に向かっていた。その船には閻王を知る男、元青幇の李永健も毒見役として乗船していた。日本に着いた李は冴えない教師、霞拳志郎に出会う。そう拳志郎こそがかつて閻王と呼ばれた男であり、第62代北斗神拳伝承者だったのだ。李との再会を喜ぶ拳志郎だったが李のもたらした報せは衝撃的なものだった。上海で紅華会が力を盛り返し、青幇の幹部が皆殺しにされたというのだ。その中には拳志郎の親友、潘光琳そして彼の妹であり拳志郎が愛した玉玲もいた。拳志郎は亡き友、恋人のため再び地獄と化した魔都上海に戻ることを決意する。そこに運命と言える出会いや宿命の戦いが待ち受けていることを拳志郎は知る由もない。
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北斗の拳を彷彿させる
北斗の拳より人間味ある作品に描かれているが、第3巻になると、北斗の拳を彷彿させる格闘シーンも出てきた。
バトル漫画らしくなってきた
北斗と同様に主人公(霞拳志郎)が悪を裁くスタイルは踏襲しており、敵対するヤクザ相手に大暴れする様は非常に爽快ですね。同様にこの作品にも拳志郎の強敵たる拳法家が登場しており、ライバルとの死闘はザコ相手とは違い迫力があって読み応えがあります。ライバルもまた重厚で見所ある男であるのもいいですね。
Posted by ブクログ
潘親分救出に向かう拳志郎。
そこに立ちふさがる、紅華会四番頭・呉東来と、「北斗孫家拳」の使い手・「霊王」。
いきなり、北斗の歴史に踏み込んだ話。
そして、「閻王」対「霊王」。
二人とも、骨モロいのでは・・・?