あらすじ
寄合に行ったきり行方を晦ましていた打ち物屋・堺屋の主、宗右衛門が、その十日後、浅草雷門の前で記憶を失い、みすぼらしい人足姿で発見される。北町奉行所臨時廻り同心白縫半兵衛は、堺屋の意を汲んだ与力大久保忠左衛門に命じられ、事の真相に迫るが……。書き下ろし時代小説第15弾。
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皆、幸せに。
半兵衛さんが、知らん顔をすれば、幸せになる人達が居る。昔、捨てた娘を思う老人、敵討ちを、終わらせたい男達、神隠しにあった娘、皆、幸せに。
Posted by ブクログ
藤井邦夫 著「五月雨」、知らぬが半兵衛手控帖シリーズ№15、2011.8発行、五月雨、身売り、腐れ縁、妻恋坂の4話。妻恋坂は会社勤務の時よく歩いた坂です。昌平橋から不忍池を結ぶ明神下の通りの途中にある西に向かう坂道。坂道の上には妻恋神社があり日本武尊が妻である弟橘姫を偲んだ神社。その神社の先を北に曲がれば湯島天神に続いてますね。そぞろ歩きが気持ちの良い地域ですね(^-^)
Posted by ブクログ
20160423 同じようなテーマでも主役によって違う話になる。並行して進む別のシリーズがあると比較してしまう。どちらも楽しめるのが作者の技量なのだと思う。