あらすじ
北町奉行所臨時廻り同心の白縫半兵衛宅に、一匹の三毛猫が迷いこんだ。首に巻かれた小さな布切れにあった文字をたよりに飼い主に三毛猫を無事届けた半兵衛。そんな折り、与力の大久保忠左衛門に呼び出された半兵衛は、伝馬町の鍵役同心が行方知れずになったと告げられる。書き下ろし長編時代小説シリーズ第十二弾。
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胸にしみる
親に捨てられたから、捨吉……自ら、そう名乗り、少し道を踏み外しながらも、最後は、大切な人達を守って死んでしまった。「最後は、半端者の捨吉じゃなく、松吉に戻って、死んでいったんだ。」という、半兵衛の言葉が、胸にしみる。