あらすじ
惹かれ合うウィリアムとエマだったが、身分違いゆえ自由な恋愛は許されなかった。ふたりの気持ち以上にその障害は大きく、周囲の理解が得られず、エマは……ブリティッシュロマンスは激動の展開を迎える!
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絵も漫画も素晴らしい、主人公の性格も好ましく、相手役のウィリアムとの恋が気になる巻。
まったく文句なしの名作なんですが、ひとつだけどうしても物申したいキャラクターがいる。
ヴィヴィ、ウィリアムの妹。
いくら貴族のお嬢様でも、いきなり初対面の相手にずけずけと物を言うあたり一体どれだけ教育したってたかが知れてる。
大切なのはその人自身の性格やどれだけ相手を思い遣れるかなのに、それが出来ない時点で階級だけ高くても無駄。…なんて、現代の常識が通用しないのがもどかしいです。とりあえずヴィヴィはエマに謝ってほしい。
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【あらすじ】
惹かれ合うウィリアムとエマだったが、身分違いゆえ自由な恋愛は許されなかった。ふたりの気持ち以上にその障害は大きく、周囲の理解が得られず、エマは……ブリティッシュロマンスは激動の展開を迎える!
【感想】
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竹本泉先生が大英帝国ネタで意気投合したと聞いてその雰囲気だけに釣られてずっと読みたかった本。やや不純な動機かもですすいません。でも間違ってなかった。好きです。
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購入済み
出版社/著者からの内容紹介
「エマ」の第2巻。 19世紀末、ロンドン。貴族の青年ウィリアムはメイドとして働く使用人エマに恋をした。身分違いの愛を描くラブロマンス(第2巻)
エマが一人ぼっちになっちゃった。
身分違いは男次第なんだけどなぁなどと思いつつ、ケリー先生に思いを馳せる。
お別れは早すぎないか?
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さりげに2005年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作品。作者のデビュー作です。
登場人物の心情と細かい動作の描写がピカイチ、そしてヴィクトリア期のイギリス風俗の描写も変態的に上質です。ある意味、ひとつの趣味を突き詰めていったところの頂点のような作品ですよね。そんなところに脱帽です。あとがきちゃんちゃらマンガのテンションも素敵です。
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エマと女主人ケリーの別れを静かに、そしていずれ訪れの時は来ると、覚悟していたにも関わらず、いざその瞬間が訪れるとその覚悟も虚しく大きな悲しみを残された人間は味わうこととなる、という描写を1,2巻通して丁寧に描いている。そして、最終巻まで読んだがケリーとの別離の回が一番好きで演出も巧いと思った。映画的な物語演出方法と丁寧に描かれた背景建物風俗文化描写が「オタク向けのメイド漫画」ではなく「19世紀イギリスを生きる人々のドラマを描く漫画」であるというの事を物語っている。
切ない
ついにケリーさんがお亡くなりに… エマさん、もうメイドとして立派に勤めるスキルがあるのに、どうしていい思い出もない故郷に帰るの…!
ウィリアムとの物理的なすれ違いも切ない…
二人には幸せになってほしいのに…どうなってしまうのか気になります。。
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ストーリーも綺麗で絵もすごく細くて、ワクワクしながらページをめくれるお話ですね♪ 今回はエマがメイド服以外のお洋服もいくつか着ていたりして、このお洋服かわいいなー・・・と思いながら読んでました。 階級の違いによって恋愛面がうまくいかないこのモヤモヤも次が楽しみな証拠だと思います♪
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ウィリアムと水晶宮で過ごし、想いを寄せるようになるエマだったが、ジョーンズ家に訪れてクラスの違いもまた実感する。
そして訪れる老婦人ケリーとの別れ。ウィリアムとエマは互いに行き違い……。
エマがどのようにして育ったかが明らかに。この知性とふるまいはケリー仕込みだったんですね。
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先生がこんなにあっけなく物語からいなくなってしまうとは・・・
そしてウィリアムくん、決意がひねくれているというか・・・
この巻を読んでいるときは、ミスター・ジョーンズは好きではなかったのだけどね。この後に出てくるエピソードやもろもろを見ていると、立派な父親なんだなぁと感じます。
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この本の何が魅力って、まずは描写の細かいところでしょうか。背景や人物のちょっとした動作などにも配慮してあるのがたまらなく好きです。何度読んでも新たな発見があるし、この本の中の時代について知れば知るほど明らかになること(知らなければその意味に気づかなかったこと)が多くて。長くなるので続きは3巻の方で(苦笑)
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水晶宮で想いを通わせたエマとウィリアム。父親に二人の仲を認めてもらおうとするウィリアムだが当然反対される。そんな折、ケリーが……。エマの生い立ちも描かれるこの巻、エマが不幸すぎてもう(泣)。
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階級を超えた恋愛っていう軸が2巻からできたことで読みやすくなった。料理人のパートが少し描写されているがこれはただ階級を意識させるためだけのシーン?
終わりで新しい人物との邂逅、ウィリアムは間に合わず、あとがきにて新しい展開ということで3巻が気になる。
参考資料でコルセットの本を4冊買っていたということでそういう例えばそういう専門的な知識を落とし込まず、さらっと描写するのにとどめるのは作者の美学?
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アニメでじっくり描かれてた部分が、コミックで2冊でほぼ描写されてしまった印象でコミックの方は思ったよりあっさりしているように感じました。アニメのストーリーはこの内容にさらに手を加えて改良してあるんだな~と思いました。
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スウトナーはエマの考えていることがわかる。気を使ってくれるのが優しい。ジョーンズとエマのデート。外国の建物の一部などを展示している所を見物。話に夢中になっていてまさかのトラブルに。それから、兄弟が戻ってきて久しぶりの再開。エマの事で口論になる。エマの方はスウトナーの事で大変そうだ。この後どうするんだろうと思った。エレノアはジョーンズに惚れて話をするのが楽しそう。エマの回想で過去に苦労したのがわかる。中々うまくいかない状態が続くなあと思った。
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乙嫁語りもそうだけど、よくここまでその時代に生きていた人の思考や会話といったところも含めた世界観を描けるな、と驚かずにはいられない。ほんとそういう作業が好きな人なんだろうな、森薫って人は。あと、料理で驚嘆させればその一瞬だけは貴族も料理人もない、と言い放つ不敵な料理人さんに濡れた。
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ウィリアムちょっとしっかりして!(笑)悪い意味でお坊ちゃんなんだなあ。どうにかそこから抜け出して下さい。エマもウィリアムもさほど好きではないわたしは、この作品の雰囲気と話の筋に引っ張られて読んでいたのですが、ここにきてハキムが大好きな自分を発見しました。ハキムいいよハキム。達観しているような、一見何も考えて居なさそうな多くを語らないキャラは好きです。ウィリアムの兄弟はどこかで見たことあるなと思っていたら「ファミリー」のアンダーソン兄弟だった。共通点は外国の兄弟と騒がしいというだけで良く考えなくても全然似てなかった。お前。