あらすじ
的確な診断で現場の患者達を救い、災害派遣医療チーム・東京DMAT隊員としての素質の片鱗を見せはじめた内科医の八雲響。しかし、3度目の出場の事故現場で、偶然にも内科の患者である有名パティシエ・柏木亮の事故現場に遭遇。エレベーターにはさまれ瀕死状態の柏木を救う為に奮闘する響だが、突然の緊急退避を余儀なくされ──!?
...続きを読む感情タグBEST3
気持ちと適性の差
この主人公、災害医療の適性は抜群に高いんですけど。
それに対するメンタルが備わってないって欠点がある、
ってところがかなり面白い描写。
考えてみれば、適性とメンタルの耐性に関しては別問題ってところがあるので。
それを含めて、主人公の成長物語としても描けているのが面白い。
Posted by ブクログ
八雲が診察で救ったパティシエ・柏木の事故死は、正しい死のあり方を問う難しい問題だ。病院長の娘・紅美の破天荒なキャラは、病院長と同じで正にマンガ。硬膜外血腫の処置は『JIN』で予習済みなので、すんなり読めた。次集に続く公衆浴場の爆発事故は、自分の記憶に新しいあの事故をモチーフにしているのだろうか?
カタストロフィへの序章
平時に起きる大規模災害であれば、DMATで対応可能かもしれない。だが、人口が密集し高層ビルが立ち並ぶ首都圏での直下型地震や、広域で津波被害が予想されている東南海地震では、被害者数が膨大でDMATのような救急チーム医療がどれだけ機能できるだろうか?そこに迫っていった本作は、もっと評価されるべき。