あらすじ
NATOは偽ドル札の原版と美術品を乗せたナチスの輸送船がアラスカの湖に沈んでいるとい情報を得る。原版を処分するために現地へ向かう少佐、偽札作りを夢見るジェイムズ君、美術品を狙う伯爵、そして「仔熊のミーシャ」も大活躍!?
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1976年から今も連載中の長寿作品。国際手配中の美術品窃盗犯「エロイカ」は、自由奔放で金髪巻き毛の美貌の伯爵。対立するもう一人の主役は、NATO軍情報部・ボン支部の「エーベルバッハ少佐」。通称「鉄のクラウス」と呼ばれ戦車のごとく暴れまわる。正反対の二人のどつき漫才が面白い。
ヨーロッパ各地の歴史的芸術品やスパイアクション、東西の対立…等。まったくもって少女マンガらしからぬ硬派な漫画。東西ドイツ統一のニュースには真っ先に「少佐はどうなっちゃうの!?」と思い、ソ連崩壊には「(旧ソ連エージェントの)仔熊のミーシャはどうなるの!?」と思い、つい現実とリンクして考えてしまう。
ストイックな少佐の筋肉美もイイヨ!(※注意:第1話はメインキャラが違ったのだが、少佐の登場で彼らは消えたので、第2~3話からがオススメ!)
感情タグBEST3
ジェイムズ君が
エロイカと少佐の駆け引きに加えてジェイムズ君のエゴが炸裂!
究極のキャラたちによる痛快アクションコメディ。
Posted by ブクログ
再読。
少佐と伯爵とFBIとKGBと軍までいろいろカオスなアラスカ最前線、すごいです。ラストまで伏線ばっちり!最高!
厳冬の湖から復活した少佐と伯爵の見開き二頁、
「へたくそっ」
「ごめん」
のシーンは作品を通して一番好きなシーンかも。
この見開き連載当時はタイトルページだったのかなあ?この辺さすがにリアタイではない。
ジェイムズ君が絶好調でどんどん人外生命体扱いになっていくのが見ものです(笑)