1976年から今も連載中の長寿作品。国際手配中の美術品窃盗犯「エロイカ」は、自由奔放で金髪巻き毛の美貌の伯爵。対立するもう一人の主役は、NATO軍情報部・ボン支部の「エーベルバッハ少佐」。通称「鉄のクラウス」と呼ばれ戦車のごとく暴れまわる。正反対の二人のどつき漫才が面白い。
ヨーロッパ各地の歴史的芸術品やスパイアクション、東西の対立…等。まったくもって少女マンガらしからぬ硬派な漫画。東西ドイツ統一のニュースには真っ先に「少佐はどうなっちゃうの!?」と思い、ソ連崩壊には「(旧ソ連エージェントの)仔熊のミーシャはどうなるの!?」と思い、つい現実とリンクして考えてしまう。
ストイックな少佐の筋肉美もイイヨ!(※注意:第1話はメインキャラが違ったのだが、少佐の登場で彼らは消えたので、第2~3話からがオススメ!)
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Posted by ブクログ
このまんがは最高におもしろいです!!
これだけ内容の濃い漫画は今どき貴重だと思います。
NATOだのKGBだのと一見重たそうですが、元気な渋いおじさん(少佐)やハゲ、ヒゲのおっさんたち、そして高貴な怪盗、エロイカ伯爵が所狭しと駆け回るドタバタ・スリル・アクション・コメディーです。
主要キャラだけでなく、少佐の部下や、敵、伯爵の部下の二人などなど、脇役が光ってます。
覚えている限りのお勧めエピソードは「笑う枢機卿」のと、「皇帝円舞曲」。