【感想・ネタバレ】アンの青春―赤毛のアン・シリーズ2―のレビュー

あらすじ

16歳のアンは、小学校の新任教師として美しいアヴォンリーの秋を迎えた。マリラが引き取ったふたごの孤児の世話、ダイアナやギルバートらと作った「村落改善会」の運営と忙しいなかにも、〈山彦荘〉のミス・ラヴェンダーとの出会いや、崇拝する作家モーガン夫人の来訪など、楽しい出来事が続く。少女からひとりの女性へと成長する多感な時期を描く、アン・シリーズ第二作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

現在、アン・シリーズ全てを再読しようと試みているところ。しっかり読み進めるメインの読書ではなく、サブ的に(なんだ、それ)読み進めているので、一冊読み終わるのに相当時間がかかるけれど、あぁ、やっぱりアンはいいな~と思う。
なんというか、自分にとって良質な、しっくりくる読書になるというか。

この「アンの青春」を読むのは、4~5回目だと思うけれど、まだ新鮮な気持ちで読めた。というより、自分でも驚くほど詳細を忘れていた。
双子をひきとること、レイチェルがグリーン・ゲイブルスに越してくること、アンがアヴォンリーの学校で教師として奮闘し、大学への進学が決まることなどは覚えていたのだけれど、ミス・ラヴェンダーがアンの友達となり、彼女にロマンスが訪れるのは、アン・シリーズでもこんなに早い段階だったのか・・・・!

それにしても、相変わらず人名がたくさん出てきて、カタカナに弱い私は相関図が頭の中でごっちゃごちゃ。ただ、意外と一度きりしか出てこない人や、通りすがりの人もいるように感じた。

ラスト、ミス・ラヴェンダーが出発していった石の家から家路へ向かうアンとギルバートの描写が美しかった。これからの希望ある若者の明るい未来を示唆する文章に、読んでいるこちらもキラキラとした何かをもらった気がする。

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ポールが新月のことを“夢をいっぱい乗せた、金の小舟”と表したのが好き。
シャーロッタがアンに向けて言った言葉のありがたくないところはすてさったという書き方が面白くて好き。

アンの成長を表す描写がとても良い。

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2022年04月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アン、ポール、ミス・ラベンダーという空想が得意な者同士が集まるのが微笑ましい。ハリソンもオウムと共にキャラクターが立っていて面白い。
途中からミス・ラベンダーもたまたま道を間違えたことから出会うことになり、そこからラストの盛り上がり様は、今作の準主役っぽい。

「あら、そうじゃないわ」アンは山桜の花冠をかぶった頭をつよくふった。「行や節は詩の外側の衣裳にすぎないのよ。ちょうど、あんたのひだべりや、飾りひだが、あんたではないと同じように、行や節自体が詩ではないのよ。ほんとうの詩はそういうものの中にある魂のことよーそしてあの美しい一編は、文字に書きあらわしてない詩の魂なのよ。魂を見ることはそう、しじゅうは望めないわー詩の魂だって、そうよ」
「あたし、魂って……人間の魂ってどんなものかと思うわ」プリシラは夢みるように言った。p192

「あのようなものだと思うわ」とアンは、一本の樺の木にさしている輝かしい、清らかな日光を指さした。「ただ、形だけを言っているのよ。あたし、魂は光でつくられていると想像するのが好きなの。中にはばら色の塊点があって、農えながら射しとんでいるのもあるし・・・・・海の月光のように、やわらかな、にぶい光のもあるし、あけがたの霧のように青白くて、透明なのもあるわ」p193


アンもポールも、
「想像の窓がひらいて見せる王国のいかに美しいものか」
を知っていたし、二人ともその幸福な国へいく道も知っていた。そこでは歓喜のぱらが谷間や渓流に永遠に咲きほこり、陽の輝く空をさえぎる雲はなく、すみわたる鐘の音はけっして調子はずれの騒がしいひびきをたてず、気持のとけあう同類の人たちがたくさんいるのだった。その国の地理し「太陽の東、月の西」ーを知っているということは、どんな市場でも買えない、貴重な知識である。それはたしかに赤んぼが生まれた時に善良な妖精たちがさずけた贈枕で、年をかさねるにつれて、みにくくなったり、失われたりするものではない。たとえ、住む場所は屋根裏部屋であろうともこの知識をもっているほうが、それなしに宮殿に暮らしているより、どのくらい、すばらしいかしれない。p223


ネタバレ↓


マリラが親戚の双子を預かってアンも手伝う→体調が回復したら引き取る予定だった叔父が亡くなり、遺産を相続させるから引き続き世話をして欲しいという流れに。
たまたま通る道を間違えたことがきっかけでミス・ラベンダーと知り合う→実はポールの父親と過去に付き合っており、喧嘩別れしていた→ポールの母親は亡くなっており、父親はミス・ラベンダーのことは噂で結婚したものだと聞いており諦めていた。今回、アンが仲介して結婚することに。
レイチェル・リンドの夫が亡くなり、マリラと暮らすことになった。これにより、双子の面倒をアンが見なくてもいいので大学に行ってこいとマリラ。
ギルバートが大学に行くらしく、アンも大学へ行くべきだとマリラが勧めるためそうすることに。

ラスト、
ミス・ラベンダーの結婚式、
ダイアナも式は3年後だがフレッドと婚約、
アラン夫婦の引越し、
アンとギルバートは大学へ。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

赤毛のアンシリーズ第二弾
16歳のアンは、小学校の新任教師として美しいアヴォンリーの秋を迎えた。マリラが引き取ったふたごの孤児の世話、ダイアナやギルバートらと作った「村落改善会」の運営と忙しいなかにも、"山彦荘"のミス・ラヴェンダーとの出会いや、崇拝する作家モーガン夫人の来訪など、楽しい出来事が続く。少女からひとりの女性へと成長する----------------
考えてみたら・・16歳で教師って今では考えられない。。
高校生が小学生を教えている・・?うーむ。。
でも今の16歳とこのアンでは、やはり知性が全然違うよね。

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2024年10月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

きったかゆみえさんの訳を読みました。

ミスラベンダーの結婚あたりからすごく文章の魅力が増した
アンに質量を持った大人のロマンチックさが見えてきた
嬉しいことでもあるし、子供の頃のことから描かれてるから、これから親のような気恥ずかしい気持ちになる展開も当然出てくるんだろうな〜でもアンらしいブレなさは残るんだろうな〜

あと、ミスラベンダーが'"結婚式の後に新婚旅行に向けて屋敷を去るところで、夢や空想にいろどられた生活に別れを告げ、もっと実のある、現実の世界へと旅立っていった。"というところで、昔の恋人が戻ってきて結婚して、結婚式までめっちゃロマンチックな描写だったのに、実のある現実の世界に行くってしっかり描いてあるんやなというのが印象的だった。
オールドミスでいることがまるで悪いことみたいな…
アンは空想好きだし結婚しなければ将来ミスラベンダーみたいになるみたいな感じで、それでいて最後にギルバートとの恋愛を匂わすのはなんか、オールドミスでいることが悪いことって決定づける感じに見えたなあ
実のある現実の世界って、子供や夫のために家事をすることなのかな


印象に残った言葉
「さあ、しまいこんでいた抱負をすべてとりだして、ほこりをはらわなくちゃ。」

"ロマンスとは、かがやく鎧をまとった騎士が、さっそうと登場するといったものではなく、古くからの友だちが、知らないうちにそっと自分のかたわらを歩いていた、というものなのかもしれない。"

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2023年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

優しくて頭もよくてみんなから好かれて、自分と同世代以外の友達もたくさんいて、理想の女の子。うらやましい。
そんなアンでもダイアナの婚約を聞いて、置いていかれたような気持ちになったり、動揺したり。
そんなところが、私みたいなフツーの人間と同じだなぁ、と親近感を感じた。

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2020年01月10日

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