【感想・ネタバレ】会津士魂 七 会津を救えのレビュー

あらすじ

会津藩では奥羽鎮撫総督に対し、恭順降伏で藩論の一致をみていた。しかし、総督府では好戦派が幅を利かし、勅諚を振りかざして仙台藩に会津征討を命じる。閏四月二日、理不尽な戦闘の火蓋が切られたが、仙台藩や米沢藩などが会津救済に動き、やがて薩長の横暴に対して奥羽諸藩の列藩同盟結成の気運が高まっていく。

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Posted by ブクログ

この作品が描く時代程でもないのかもしれない(見方によっては一寸違って、それ以上かもしれないが…)が、私達が生きている時代も「“価値観”が揺れる時代」である…直接的な“回答案”がそこにあるとも思えないのだが、何かこの作品の時代を学ぶ、考えるというのは「今だからこそ触れる」意味があるような気がしている。
この“第7巻”では“官軍”とか“錦の御旗”というもののお蔭で“豹変”する人達と、「“価値観”が揺れた時代」にあって各々の思惑でぶつかり合う人々というものが、作者独特の調子で活写されている。

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2009年10月04日

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