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僕だけがいない街4
ひとつ決着がついたかな?でもまだ事件は終わってない。「あの時ああすれば…」って思うことはいくつかある。でも実際リバイバルが起きたら、私には耐えられないかも…今の私にはやっぱり子供のことが一番大切。だから子供のいない世界なんて考えられない。だけど、悟のお母さんみたいに「でかした!」って言葉をかけてあげられるかは…微妙…
Posted by ブクログ
「今からお前の事、誘拐するけどいい?」
斬新過ぎる誘いの一言ですねぇ。
最後のリバイバル。もうやり直しはできない。覚悟の末に踏み込んだ一歩でついに大きな変化が―
それにしてもケンヤがキレ者すぎてちょっと怖いw 本音を言うと、2割くらい犯人(もしくは共犯者)じゃないかと思ってましたw そのくらい子供離れした洞察力と行動力の持ち主ですね。
とはいえ、今巻でのやり取りでその可能性はほぼ無くなったと見えます。ある意味、彼も彼なりに子供だった、というか…。
悟は本来大人であり、その思考・知識に基づいて行動をしています。しかし、読んでいる最中はそういう印象はほとんどなく…これはそういう設定が上手く描写されていないのではなく、実の所、大人と子供の行動なんて大差はないという事なのかも知れません。
だからこそ、覚悟と信念さえあれば子供だって凶悪犯に立ち向かえる(かもしれない)。
ギリギリの境界線を歩きながら、投げ出さずに最善を尽くせば、大切な人が救える…とても素晴らしい事です。
そして「隠れ家」が醸す仄かな少年時代の冒険心が酷く、染みます。
これこそ子供にできる最大の冒険であり努力。…だからこそ、これ以上の手がないからこそ、次の一手は直球勝負に踏み切れたのでしょう。
やはり、一生懸命さや必死さは状況の打開に結びつくものなのだな、と。
それから。
地味ではありますが、犯人への憤りや加代の母への怒り等、理不尽に対して素直に反発できる辺り、やはり悟は「正義の味方」になれる人なんだなぁと思うのでした。
それにしても、「…あたし邪魔だべか?」なんて言わせちゃう空気を醸す小学生、ヤだなぁw
Posted by ブクログ
面白かった!とうとう、雛月を救うことができた!
読んでいてとてもスカッとしました。やったね!
これで未来もいい方に変わっていればいいんだけれど…まだわかりませんね。
それにしても、毎回あとがきに描かれている変わった人たちのインパクトがすごいです。今回も、変なじいさんのことが書かれていましたが、近所にいたら嫌だなあ。
Posted by ブクログ
昭和63年へのリバイバル。誰も犠牲にならないように、前回の失敗を繰り返さないように、悟は積極的に行動する。
悟の変化に気づくケンヤの鋭さが光る。そして母親佐知子の頼もしさ。
第4巻にして悟の成長が著しい。立派な正義の味方である。
Posted by ブクログ
貸していない本の話を出してカマをかけてくるケンヤ。
本当に賢い人だ。
勇気を出して、というワードを中西さんらしい少女が言っている描写があるなど芸が細かい。
投げ出さなかったらこうなった、と直球勝負な悟を
「でかした」と全員迎え入れてくれるお母さん。
悟のお母さんは本当に恰好良い。
子供を信じていて過干渉になるようなことはしないが
基本的には大体察していてさり気なく手助けし、
その時がくれば前面に出てくれる。
児相の人たちが来た時にさり気なく傷を隠そうとするところなど凄かった。
傷害で警察を呼んでも良いと思うくらいだが、一番大事なのは子供という理念が徹底している。
勇気ある行動の結末が悲劇でいいはずがない
という先生の言葉はとても響いた。
父親とは違っても大人の男像と悟が感じるのも分かる。
Posted by ブクログ
再び過去へ。
雛月を誘拐することで救おうとする悟。母がしっかりとした良い人でほっとします。こういう人がいるといないとでは大違い。自分も子どもを信じられる大人になりたいです。児童相談所が悪役ではなさそうで良かったです。
Posted by ブクログ
1〜3巻は毎度コミックスのラストで落とされる感じだったけれど、4巻はやっと不幸ループからちょっとだけ脱した?という感じ。少年たちのがんばりも心温まる巻。だけど、絶対このままの展開じゃすまないんだろうなー。悟の母親格好良すぎないか。