【感想・ネタバレ】遊☆戯☆王 モノクロ版 17のレビュー

―行けブラック・マジシャン!黒・魔・導!
―青眼の白龍の攻撃!滅びのバースト・ストリーム!

男子諸君の大半が発してきたであろうこの台詞。20年余りを過ぎても尚アニメシリーズが続いており、世界中を熱狂させているTCG(トレーディングカードゲーム)の原典となる作品。
主人公の少年・武藤遊戯は千年パズルを解いたことでもう一人の人格(通称・闇遊戯)を心へ宿すことに。親友の城之内克也、ライバルの海馬瀬人をはじめとした様々な宿敵達と出会い、闘い成長していくカードバトル漫画!!…というイメージが強いですが、実は作品初期はカードだけでなくもっと色々なゲームをしていました。『遊☆戯☆王』は作品全体で見ると、以下の章に分かれて構成されています。

第1章 学園編
第2章 DEATH-T編
第3章 RPG(モンスターワールド)編
第4章 決闘者の王国(デュエリスト・キングダム)編
第5章 D・D・D(ドラゴン・ダイス&ダンジョンズ)編
第6章 バトルシティ編
最終章 王の記憶編

アニメ版〝遊☆戯☆王デュエルモンスターズ〟を視聴していた方は第4章以降のデュエルシーンの印象が強いかと思いますが、それまでは毎回違うゲームで戦う数話完結型の内容でした。アウトローなギャンブルから実際にありそうなホビー・携帯ゲームまで、その内容は様々で心が躍ります。また、作品後期の闇遊戯は友情と正義のために戦うヒーローという感じですが、初期はまさしく“闇の番人”といったイメージ。敗者には恐怖とトラウマを植え付ける“罰ゲーム”を容赦なく執行する、そのダークでオカルティックな雰囲気には厨二心がくすぐられます。
物語の最終局面では、千年アイテムや闇遊戯の真実が明らかになっていくのですが、表遊戯VS闇遊戯の“闘いの儀”のラストは涙無くしては読めません…。
長きに渡って愛されるTCGの秘密は、原典が盛り立てるキャラや世界観の独自性にあるのかもしれません。
ビビッドな色使いで迫力マシマシなカラー版もおすすめ!
(カラーで見るブラック・マジシャン・ガール…いいよね)

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Posted by ブクログ 2023年05月27日

遊戯王は当日原作コミックの頃から全巻集めて読んでいた。最終巻が発売され、表紙を開いたら高橋先生が「応援してくれてありがとう」といった言葉とご本人の写真が載っていたのを鮮明に覚えている。

文庫版として再構成されたものは、私が個人的に好きなエピソードの場面を購入している。本書もその一つ。共に戦ってきた...続きを読む親友である「城之内」が、周囲は負けると決め込んでいたものを、彼は仲間たちと、自分のカード(モンスター)たち、そして自分を信じ続けて、勝利したのだ。闇のゲームという対戦相手マリクが放ったルールの所為で、彼は文字通り死んだ。
ように見えたが、彼の決闘者としての魂を引き継ぎ、遊戯は頂上決戦に歩み出した。
海馬瀬人という、好敵手(ライバル)とのギリギリの戦いを経て、遊戯はまさしく城之内が抱いていた「真のデュエリスト」の思いを、海馬に伝えたのだ。

この文庫版には合間にエジプト神話やオシリスの歴史をわかりやすく説明してくれていて興味深い。また、文末では高橋先生によるあとがきがある。書いてしまってはネタバレに触れるので止めておくが、先生の語るほんの二頁に、そういうことだったのか!と遊戯王という一つの作品を改めて俯瞰して見ることができた。

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Posted by ブクログ 2022年08月29日

遊戯と海馬の決着はそんな感じで付きましたか…みたいな感想を抱きましたかねぇ…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

そして、いよいよマリクVS遊戯ですか…マリクが邪悪な奴、というよりも頭おかしい奴みたくなってきている気がするのは気のせいでしょうか…?

正気を失わなければいいのですが…。

さよう...続きを読むなら…。

ヽ(・ω・)/ズコー

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