【感想・ネタバレ】遊☆戯☆王 モノクロ版 13のレビュー

―行けブラック・マジシャン!黒・魔・導!
―青眼の白龍の攻撃!滅びのバースト・ストリーム!

男子諸君の大半が発してきたであろうこの台詞。20年余りを過ぎても尚アニメシリーズが続いており、世界中を熱狂させているTCG(トレーディングカードゲーム)の原典となる作品。
主人公の少年・武藤遊戯は千年パズルを解いたことでもう一人の人格(通称・闇遊戯)を心へ宿すことに。親友の城之内克也、ライバルの海馬瀬人をはじめとした様々な宿敵達と出会い、闘い成長していくカードバトル漫画!!…というイメージが強いですが、実は作品初期はカードだけでなくもっと色々なゲームをしていました。『遊☆戯☆王』は作品全体で見ると、以下の章に分かれて構成されています。

第1章 学園編
第2章 DEATH-T編
第3章 RPG(モンスターワールド)編
第4章 決闘者の王国(デュエリスト・キングダム)編
第5章 D・D・D(ドラゴン・ダイス&ダンジョンズ)編
第6章 バトルシティ編
最終章 王の記憶編

アニメ版〝遊☆戯☆王デュエルモンスターズ〟を視聴していた方は第4章以降のデュエルシーンの印象が強いかと思いますが、それまでは毎回違うゲームで戦う数話完結型の内容でした。アウトローなギャンブルから実際にありそうなホビー・携帯ゲームまで、その内容は様々で心が躍ります。また、作品後期の闇遊戯は友情と正義のために戦うヒーローという感じですが、初期はまさしく“闇の番人”といったイメージ。敗者には恐怖とトラウマを植え付ける“罰ゲーム”を容赦なく執行する、そのダークでオカルティックな雰囲気には厨二心がくすぐられます。
物語の最終局面では、千年アイテムや闇遊戯の真実が明らかになっていくのですが、表遊戯VS闇遊戯の“闘いの儀”のラストは涙無くしては読めません…。
長きに渡って愛されるTCGの秘密は、原典が盛り立てるキャラや世界観の独自性にあるのかもしれません。
ビビッドな色使いで迫力マシマシなカラー版もおすすめ!
(カラーで見るブラック・マジシャン・ガール…いいよね)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

まさか遊戯王を読んで涙腺が緩むとは…(´;ω;`)ウッ…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

悪の心に支配された城之内と遊戯の一戦は泣けますね…特にもう一人の遊戯…器の方の遊戯のいじらしさといったらもう…言葉では言い表せられません!

ヽ(・ω・)/ズコー

こんな展開があるんならリアルタイムの時に読んでおくべきでしたねぇ…まあ、今読んでいるからいいか…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

バトルシティ編もいよいよ佳境でしょうか?? これからはバトルバトルな展開でしょうねぇ…まあ、楽しみにしておきます…

さようなら…。

ヽ(・ω・)/ズコー

0
2022年08月17日

Posted by ブクログ

遊戯と海馬のタッグデュエルに、マリクに洗脳された城之内とのデュエルエピソード。
原作ファンにはたまらないエピソードが連続で、これぞ!少年コミックと言いたい13巻。
特に遊戯と城之内とのデュエルはドラマが見事で、作者の力量が分かります。
このエピソードが1番好きな方も多いのではないでしょうか?
友情、勇気ですよ!!

0
2022年03月18日

Posted by ブクログ

 遊戯王という作品は、常に己自身との闘い(葛藤)、希望と絶望(光と闇)を重点にしており、「ゲーム(決闘)」というプロセスを用いてその大切さを読者に伝えている。この巻は、特にそれが際立って語られている(最も色濃いといって過言でないかもしれない)。

 この巻は、主人公「遊戯」と、その親友「城之内」が敵組織(グールズ)のボス「マリク」によってお互いに殺し合う悲惨な決闘を虐げられてしまう。城之内は洗脳されてしまい、強制的に遊戯を殺すよう操作される羽目に。
 遊戯には闇人格という強い心の持ち主「闇遊戯」が居るのだが、遊戯は彼に「城之内くんとは ボクが闘う!」と言い出す。弱虫だった遊戯の友達になってくれた城之内を救いたいという気持ちと、いつまでももう一人の自分に助けてもらっていてはいけない──という、彼の強い意志がそうさせた。
 遊戯はこの死闘の中で、なんとかして親友を救いたいと、挫けずに闘い、城之内はマリクに洗脳されながらも、大切な心を守ろうと必死に闘う。

 僕はこの作品を何度も何度も読んだが、ズバ抜けてこの章が好きだ。それは、現実にあてはめると、僕たちはいつも理不尽な出来事に脅かされる。投げ出したいこと、逃げ出したいこと、泣きたいくらい苦しいことがたくさん起こる。それでも前に歩んでいけるのは、家族や友達、愛する人々が支えてくれるおかげだからだ。当然のように思えるが、一番大切なことは目で見えない、無意識感の中に存在しているのだ。見えるけど、見えないもの──。
 ぼくらはみんな、大切な人々のおかげで、負けないで前に進んでいける。その大切さを教えてくれる素晴らしい作品だとおもう。

0
2016年12月29日

Posted by ブクログ

バトル・シティ編!
マリクの洗脳にかかった城之内vs遊戯
この絶望的な局面を打開するカギは二人の友情であった!

0
2020年08月29日

Posted by ブクログ

城之内VS遊戯の話がメインです。
BCの中でも一際目立つこの戦いですが遊戯の葛藤や城之内の洗脳がとかれるまでの全力のバトルは手に汗握るものがあります。

0
2009年10月14日

「少年マンガ」ランキング