あらすじ
他者とのコミュニケーションがとりにくい自閉症児の困難な育児を描いて、圧倒的な反響を呼んだ感動作品!!
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共感と勇気がもらえます
障害のある子がいる親なら個人差、程度の差こそあるものの、似たような経験をしているのではないでしょうか。自閉症、障害児の親のバイブルとなる作品だと思います。障害を受け入れるまで、周りの人に理解してもらうまでの大変さ、乗り越えなければならない壁が次々とやってきます。気軽に読めるものとは違うけれど、自分一人ではないと共感と勇気がもらえる本だと思います。
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自閉症の子供と母親の物語。
子どもが生まれ、育てていく過程で、親はいつでも何らかの不安を感じるもの。この親子においては自閉症という障害もプラスアルファとして加わる。
子どもが生まれ、成長する中で自閉症ということを知ったばかりのころ、主人公(母親)は障害に対し消極的になり、内に閉じこもっていく。家庭までが壊れそうな中、仲間や理解する人たちと出会う事で、現状を肯定し、積極的に社会とかかわり生きていくことができるようになる。その主人公の姿に感動する。
人と感じ方、考え方が違う、社会の通念から外れることは、相当の生きづらさを感じるもの。
そのような現状の厳しさをきちんと見つめ、悩み、迷いながら、気づきを得、どこにでも居る弱い人間である主人公が、困難に立ち向かっていくようになる。
ヒロイックに描かれるわけでもなく、着実に地道にひとつひとつの困難をクリアしていく。
人生を肯定する力、それはタイトルにもある「光」を見出だすということなのではないだろうか。(「光」は子供の名前でもある。)
周りに理解してもらうこと、偏見をなくしていくことは、大きな一歩であり、広く自閉症というものを知ってもらうことは重要。この漫画は啓蒙的な面でも大きな働きをする。
小難しい話でもなく、少女マンガや、昼ドラの王道のような、人間関係のことも書かれていて、物語を身近に感じられるように構成されているところがなかなか技あり。
広く読まれてほしい本です。
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「自閉症」とは何か。言葉としては知っていてもよく知らない。
私はそうでした。せっかく漫画を色々読んでいるのだから
読んで勉強…じゃないけど、知る努力をしようと思いました。
同じ子供を持つ親として、理解してあげられる部分も
多くありましたが、実体験として「自閉症」と向き合っていないと
やはり見えない部分が沢山あります。
実際に向き合っている方からすれば、
「分かる分かる」と簡単に言って欲しくもないと思います。
でも、「いつも元気で」
力が出る言葉ですね。明日も頑張ろう。
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自閉症の子に関する本はちょっとだけ読んだことあるけど、
このマンガで自閉症の子をもつ家族のこと、
その子や家族を取り囲むまわりの人々、環境などを知ることができた。
1巻は誕生・幼児~保育園
Posted by ブクログ
自閉症をテーマにした漫画です。
自閉症児の光(ひかる)君の成長と、その家族、それに学校や周りの社会も巻き込んで、
「自閉症」という障害からいろいろなことがみえてきます。
でもひょっとしたら、本当に描かれているテーマって、障害とか、そうでないのとか関係なく、すべての人間にとって必要な「やさしさ」とか「愛」とかいったことなんではないでしょうか。
実際に、近くの家庭の不調和の問題であるとか、非行少年についても、描かれていたりします。
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自閉症児とその家族の成長物語。卒園式で母親が子どもに代わって「大きくなったら、明るく元気に働く大人になります。」と言う場面が心にしみました。”明るく元気に働く”って、当たり前のことのようだけれども、障碍のあるなしに関わらず、とっても難しくて、とっても大切なことだと思うのです。
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存在は前から知っていて、今の学校にあったので読み出したら止まらなくなりました。
これから子どもが欲しいと思っているところなので、幸子に同調してしまって1巻は涙目になってしまいました。
もしも自分の子どもが自閉症だったら、障害を持って生まれてきたら……。
いろいろと考えるきっかけになりました。
この家族はとても良い人々に囲まれていますが、それでもあれだけの苦労をするんですね。
それでも笑顔を忘れない幸子さん。見習いたいなぁと思います。
Posted by ブクログ
つぶやきで感想を書いてる方がいらして、とてもよさそうなので買ってみました。
「普通」からなにかで外れると、そのことだけでなく、無理解や無神経さ、社会システムとの格闘もあって、大変だと思いました。
日本って欧米と比べて規格品以外は生きづらい社会かも、と感じながら読みました。
Posted by ブクログ
自閉症ということについて学べた。お母さんのひたむきさや一生懸命さにすごく心うたれる。感動する。自閉症の子や発達しょうがいの子たちが過ごしやすくなるように周りが協力しなければと思う。
らいおん組のみんなが大好き♡
自閉症児の光くんが保育園の入園シーンで、らいおん組の子どもたちひとりひとりが各々の考えで光くんに接する場面が本当に好きです。
光くんと握手したり、そっと手を添えたり、指でつんつんしたりと、子どもながらの挨拶の仕方が実にかわいいです♡
そのうちのひとりの中島萌ちゃんは、保育園児とは思えないほど光くんのことをしっかりと把握している女の子で、褒められたいとかではなく自分が普段からしてもらっていることを光くんに無心で、そしてさりげなく出来る性格なので大人も見習うべき点が多々あり感心しました。
Posted by ブクログ
大学時代に読んでから久しぶりに再読!
涙なしでは読めれない。
周りから理解されないこと
変わっていると思われることetc...
子どもの個性として理解してほしいのに
してくれないことの辛さ...。
発達に特徴のある子と関わっているからこそ
この中の何気ない一言に私が傷付いてしまう。
理解ある保護者さん、先生に出会えると幸せだね♡
子育ての光になる本
15年前に図書館にありました。
まだ、図書館に漫画は珍しいころです。
自閉症と限定せずに子育て中だったら、必ず共感できるエピソードが随所にあって、
読んで救われる想いもすると思います。
Posted by ブクログ
自閉症児を持つ家族の長編漫画です。社会問題を取り上げながらもヒューマンドラマに仕上がっています。
年代性別を問わず読めます。アサドラにしてもいいような内容です。
最初の数ページは少女マンガのようで読みにくくて、あわや閉じるところでした。
しかしそのクドイ部分を通り越したとたんに、今度は感動のシーンで涙涙でした。
その後も回想シーンが少しばかり邪魔ですが、自閉症の問題を通して社会が抱える問題から人間の心の裏腹に関する問題を浮きぼりにして考えさせてくれます。
ホームドラマでもあるし教育に関する問題もいっぱい詰まっているようです。
Posted by ブクログ
自閉症について。
主人公の光くんが生まれてから成長していく様子が描かれています。
漫画での光くんはなにをしてもかわいい男の子に見えるけど、
現実はきっと、「き~っ」て声も大きいんだろうし、暴れると力も強いだろう、
ていうのを頭に置いておきながら、
実際社会で同じ状況に出くわしても、落ち着いて対応していこうと、
勉強になります。
でもちょくちょく涙がほろりとくるような、いい漫画です。
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初めてこの本に出会って読んだとき、号泣しました。自分や周囲で子育てしている人の人生を、まるで追体験するようでした。
自閉症児の子育て漫画ですが、心情だけでなく、具体的な療育や新技術など、その当時の情報が、さりげなく、たくさん盛り込まれており、医師たちともタイアップしているようです。
自分だったら、どうするか、どう感じるか...一般の方にも広く、知ってほしいシリーズです。
Posted by ブクログ
東家に誕生した光の成長と家族の成長(特にお母さんの頑張り!!)、周りの人々の理解と偏見を通して、自閉症という障害について、考えさせられた。まだまだ自閉症については、誤解や偏見があるんだなぁと悲しくなった。
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自閉症をテーマとした本です。
漫画なんて、と漫画を毛嫌いする母に無理矢理薦めたところ、止まらなくなったと言っておりました。
残念ながら作者の戸部けい子さんは亡くなられ、闘病中に描かれた遺稿とプロットで最終刊が発売されるそうです。
光くんが大人になるところを見たかった・・・。
ご冥福をお祈りします。
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私は読み始めたとき、自閉症についてはほぼ何も知らない状態でした。
ですが、この漫画を読んで、自閉症について少し興味が出てきました。
この「光とともに…」はシリーズなので、これから全巻読めればいいな、と思っています。
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ドラマ化されたのでご存じの方も多いであろう、自閉症の子どもとその家族の歩みを丹念な取材をもとに描いた作品。作者の戸部けい子さんが亡くなられてしまったので14巻(中学2年生)時点で未完の作品になってしまったけど、ぜひ多くの人に読んでもらいたい。
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自閉症をテーマにした漫画。
自閉症がなんなのかって言葉で説明しにくいけど、すんなり受け入れやすいんじゃないかと思う。
なんとなくでも知ってると全然違うと思うから。
卒論を思い出す。
未完で終わったのが残念でなりません。
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一人でも多くの人がこの世界を知るべきだと思います。
ちゃんと知らないで生きてきた自分を恥じました。
構えて書籍を読むのとは違って漫画で知ることは出来事を身近に感じれる気がします。
光君がどのように成長していくのかを見守りつつ楽しみにして読み進めています。
考えさせられる
ドラマがとても良かったので原作はどうだろうと読み始めました。
自閉症とは、どのような症状なのかを初めて知ることができた作品です。
Posted by ブクログ
自閉症の子どもを授かった夫婦が,どのように自分づくりをしていくか…というような内容です。社会も変わらないといけないなあと思います。
第1巻は,生まれてから保育所を退所するまで。
このマンガは,娘のアパートからが持ってきたものです。もともとは障害児教育にかかわっていた妻が買ったそうですが,「どっかにやるか…」と言うことをいっていたので,あわてて読み始めました。
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自閉症児と母との感動の物語
子供が生まれて最初は母がとってもつらいし、光もとってもわがままでした。でしたが…
幸子さん(母)もしっかり頑張る姿を漫画で表してくれました。
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サブタイトル通り、自閉症の子供とその母親を主人公にした漫画。 わかりやすく読みやすい。
幼いころは発達障害とわからなくても、小学生になり勉強について行けないことで気づくこともあるそう。例えば朗読や、漢字の書き取りが極端にできなかったりなど。ある特定の分野だけできないという障害もあるのだと知った。
子どもは「なぜみんなが簡単にできることが自分には出来ないのか」と真剣に落ち込み、自信を失っていく。
母親を始め、周囲の人間も「怠けている」とか「しつけが悪い」とか心無い言葉をかけてしまうことがあると知った。
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自分の第3子が発達に遅れがあり、自閉症って何?どんな風に育つの?と思った時にこの本に出会いました。
健常児を育てていると、なかなか出会わない世界です。マンガなので読みやすく、お母さんがこんな風に感じたり悩んだりしてるのか、とよくわかります。自閉症児の感じ方が健常児とは違うということも、この本で初めて知りました。
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入門書として、優良なのではないかな、などと偉そうなことを言ってみたり。とても判りやすい。
全部挙げるのが面倒なので、アプされているのは一巻のみですが、1-3、6-10を読み終わり中
追記。4,5巻を読み終わり。(6/3)
追記。11-14読み終わり(6/24)
Posted by ブクログ
自閉症のことがとってもわかりやすく書いてある。
面白い。
絵もきれい。
感情移入して泣きそうになったり。した。
作者が亡くなったそうで・・・続きが気になります。
Posted by ブクログ
第1巻まで読んだ。
自閉症を持つお母さんが主人公。
うぅ、ひとつひとつが大変だな、、
作中にあるように、こういう作品があるからこそ周りの人の自閉症というものへの認識が深まるんだよな…
Posted by ブクログ
普通に出会い、結婚して子どもを産む。
普通だと思っていたのに、子どもに障害が。
まずは母親が受け入れなければならない。
周りは理解なく責めてくる。
自分が、夫が受け入れて、物語は本当の意味でスタートする。
漫画の展開でさえ辛く感じるのに、現実はいかほどかと思う。
自閉症というしょうがいを知るきっかけになり、理解が広まればいいな。
Posted by ブクログ
自閉症。
嫌味や同情によって、自閉症の子供を持つ親たちがどんなに辛い思いをするのか。
想像することしかできないが。
では、自分の周りの人が自閉症の子供の親となった時、どのように反応し、どのように付き合っていくのが正解なのだろうか。
昔は好きな作品でした
感動もしたし、勉強もさせてもらいました。
でも、いざ我が子が発達障害のお子さんに害を受けるようになってからは、冷静に読めなくなってしまいました。「力加減が分からないだけです」って、物凄く危険なことなんですが、アッサリ言うなあと。知人が教育委員会にいるので、他害のあるお子さんに困っていると話すと
「困ってる、なんていってる場合じゃない。すぐに席を離してもらえ。ハサミで目を刺された例もあるんだよ!モンペとか差別って言われるのを怖がってたらダメ」
と怒られてビックリしました。彼も、表向きは綺麗事を言うのでしょうが、たまたま親しかったのでプライベートで本音を言ってくれたのです。先生にお願いしてすぐ席を離して貰いました。「うちの子が刺激してしまうようで」と、こちらに落ち度があるような言い方で頼んだので、すんなり通りました。
そのお子さんは、その後 下級生の女の子を階段から突き落として骨折させるなど、確かに綺麗事ではすまない現実がありました。根本的な解決策は分かりませんが、我が子を他害から守りたければ距離を置くしかないと思い知りました。