【感想・ネタバレ】光とともに…~自閉症児を抱えて~(15)のレビュー

あらすじ

夫の実家での同居が始まった。光は新しい生活にも順調と思えたが、義母の障碍への理解は進まず、幸子の焦りは深まるばかりで…!? 絶筆となった最終2話のネーム、本作の先がけとなった読み切り作品「さんきゅう先生!」「春のまなざし」も収録した、著者渾身の最終巻!!

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Posted by ブクログ

全巻読み終えての感想を書いてみたいと思う。
4巻で郡司先生のところで一度感想を書いたのだけれど、あの頃は母幸子が凄すぎて、自分と比べてしまって、読むのが苦しかった。障害児の親なんだから、これくらい頑張らないといけないですよと言われているようでもあった。

だけどそこから、読み進めていくうちに幸子も同じ障害児の親なんだと感じることが多くなったように思う。
おひさまハウスの方々は別として青木先生以上の理解ある先生には出会えずに苦労したり、兄妹のどちらかにかかりきりになったり、生活環境の変化で光のことが後手に回ってしまったり。
幸子の思い悩む姿にすごく共感した。でもそれ以上に最後の「起こってしまったことは変わらないけれど、明日と自分は変えられるということ。自分が変われば相手も変わるかもしれないっていうこと」という言葉の通りの幸子の姿にとても励まされた。
障害児育児は本当に辛い。次々にやってくる様々な問題や決断に、健常児の親ならしなくていい苦労をしている気持ちになって苦しくなることも多々ある。これから大きくなるにつれ、今とは違う悩みも出てくるだろう。それでも、我が子のためにできることは何でもしたい。明るく元気に働く大人になるまで一緒に頑張りたい。

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2024年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

続編をみたいのに、見れない現実…。
最後の発達障がい当事者のあとがきも、
ぐさっとささり、実は周囲にもおすすめする書物。

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2023年05月05日

Posted by ブクログ

14巻まではずっと前に読んだんだけど・・
やっと15巻が読めました。作者の戸部さんが描いている途中でなくなってしまったため、最後の2話はネームのままで掲載。病床でここまで書いてくださったことに感謝です。

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2020年05月06日

Posted by ブクログ

続いてきた「光とともに」の最後の巻。お父さんの転勤で中学を転校することに…
自閉症の子が引っ越し、転校するって、ものすごく大変なこと。これから光くんたちがどんな生活をしていくのか、思いを馳せながら読み終わりました。
作者の戸部けいこさんが亡くなり、想像するしかなくなりました。
光くん、花音ちゃん、元気で。

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2014年10月27日

Posted by ブクログ

この作品は、作者の方が病気で亡くなられたので、残念ながら15巻までしかありません。光君を取り巻く新しい環境や、家族とともに成長する姿をまだまだ楽しみにしていましたが、自閉症や福祉に関する問題は物語の中だけではないことを忘れてはいけませんね。

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2012年10月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

絶筆の最終巻。
最後2話がネームの状態なのに驚いて、ああ……と思いました。
もっと読みたかったです。ご冥福をお祈り申し上げます。

嫁姑問題も、それでなくても難しい問題なのに、自閉症児を抱えて……となると壮絶ですね。
おばあちゃんの気持ちもわからないではないのですが。
今はずいぶん世間の理解も進んできたのかなぁ、とは思いますが、やっぱりこういう考え方も根強いだろうな、と思います。
この漫画で、疑似的にですが自閉症児をもつ家庭を知り、その苦労を知り、その成長を知ることができました。
現実にはいろいろなケースがあり、様々な苦労があるのだろうと思いますが、この漫画を知ることができて良かったと思います。
子どもに関わる人全てに読んでほしい漫画です。

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2012年08月21日

Posted by ブクログ

戸部先生(?)の最後の作品・・・ってことでしょうか
この15巻で終わっちゃうってことなのでしょうか・・・?

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2011年10月16日

Posted by ブクログ

戸部先生が亡くなられ、途中で終わってしまい、本当に残念です。

この作品で自閉症を知り、その後、自閉症児の母になりました。幸子さんと一緒に頑張りました。

いろいろ参考にできるところがあり、重宝しました。

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2012年04月21日

Posted by ブクログ

まさか作者が亡くなってしまって未完のままだったとは知らずに読み進めてきたのでとてもショックでした。
こんな素晴らしい作品を遺してくれてありがとうございます。
とても学ぶことが多く心を動かされました。

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2024年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 本巻が最終刊。だが,話は光くんの中学校2年生の夏休み明けで終わってしまう。それは,作者の戸部けいこさんが,連載途中で亡くなってしまったからだ。享年52歳。あまりにも若すぎる死である。
 第29話と30話(最終話)は,「ネーム」(ペン入れ前の構想ノート)が紹介されている。そして30話で完結するような展開になっている。さすがプロ魂だ。病床でここまで描き上げたことに脱帽するだけだ。
 母親幸子の最後の心の言葉がジーンとくる。御法度だが,ここに書き写しておく。

光がわたしに教えてくれたこと
それは起こってしまったことは変えられないけど
自分と明日は変えられるってこと
自分が変われば
相手も変わるかもしれないってこと
これからも壁にぶつかり 思い悩む日は来るだろう
現実は厳しくて不安はいっぱい
でも逃げずに何か方法をみつけていこう
そして何か一つでも 良いことをみつけて生きてゆくの
どんなちっちゃなことでもかまわな
笑顔とともに…
この世の
光とともに…

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2021年12月18日

Posted by ブクログ

2010.11
絶筆の最終巻。途中いきなりネームになったから「もしかして」と思ったけれど…亡くなられたとのこと。残念。ちゃんと、読みたかったな。掲載されていた短編は、切なくて苦しくて腹立たしい話。

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2010年11月28日

Posted by ブクログ

これで完結になるなんて本当に残念。

私にとって、自閉症ってなんなのかは、これでの知識がすべてです。
自閉症以外でも、人間関係や、現代の問題をとりあげてあるので、考えるきっかけになる本でした。

ネームも一生懸命読みました。
大人になるまで見たかったなぁ。

短編も感動的でした。

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2010年09月14日

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